第2回 「be動詞の本当の意味」 (中学1年生・英語)
皆さんこんにちは!
今回の問題解説はまさに中学英語の登竜門ともいえる単元「be動詞」についてです。
学校で教わるのは中1の1学期ですが、重要度でいったら間違いなくTOP3に入るでしょう。中学校に上がっていきなりつまずかないよう、今のうちから「先取り」をしておきましょうね。
【例題】
次の英文を日本語になおしなさい。
①He is a student.
②He is in my room.
それでは、まず一般的な解法を見ていきましょう。
一般的な解法…
be動詞はもともと「…は~である」という意味だが、存在を表すこともでき「~にいる」と訳すこともできる。
よって、
①彼は学生である。
②彼は私の部屋の中にいる。
となる。
これを見て「へぇ~そうなんだ」と覚えてしまう子もいれば「なんで同じ単語なのに2つも意味があるんだよっ!」とパニックを起こしてしまう子もいます。
そのとき、「そういうルールだから仕方ないじゃん」「そういうもんだから覚えてね」としてしまうとこの子はやる気をなくしてしまうでしょう。
自分の中で消化しきれないまま無理矢理押し込まれ、その場は何とかなるかもしれませんがこの子の中には間違いなく「英語ってなんか難しい」という印象が色濃く残ってしまいます。
この子が言っていることは正論です。
そこで、このように教えてあげるのはどうでしょうか。
アップステーション流の解法…
be動詞の本当の意味は「=」だ!
すると…
①
He is a student.
彼 = 学生
②
He is in my room.
彼 = 私の部屋の中
↑このような構図が出来上がります。
①の文はそのまま意味がとれますね。
ちなみに、日本語に直すときは必ずしも「~である」とする必要はありません。英語は言語です。昔の武士じゃあるまいし、普段の会話で「である」なんて使うことはありません。
ですから、「彼は学生です」「彼は学生だよ」「彼、学生なんだ」←どれでもOKです。
②はどうでしょうか。
この場合も「彼=私の部屋の中」という構図だけを見せて「訳してごらん」ときけば、ほとんどの子が「彼は私の部屋の中にいる」と答えてくれます。
このように、be動詞を「=」という1つの記号にしてあげれば「なんで2つも意味があるんだよっ!」と言っていた子も納得してくれます。
これからbe動詞を見かけたら「=」に置き換えてみましょう。
そうすると英文がグッと読みやすくなりますよ。