高校は、実は上位を取りやすい!

今回のブログでは、中学3年生に向けて今のうちに知ってもらいたい高校生活のリアルな姿をお届けしていきます。

 

「まだ受験も終わってないのに高校に入ってからのことなんか考えられない」

という意見もあるでしょう

 

しかし、受験までまだ時間がある今だからこそ、落ち着いて先のことを考えられるのもまた事実です。

 

今後入試本番が近付くにつれ否応なしにそのことで頭がいっぱいになるでしょう。

「あなた」の人生が「高校受験で終わり」なのであればそれに向けてだけ頑張れば良いと思いますが、もちろん現実はそうではありません。高校受験が終わっても人生は続きますし高校生活という新たな生活がスタートします。

 

その新生活がどんなものになるのか

どんな危険性が潜んでいて何に気を付ければよいのか

 

これらを知っているのとそうでないのとでは3年間の成績、順位、ひいては卒業後の進路と様々な方面に影響が生じます。

 

是非、今のうちから正しい知識を身に付けて、正しく恐れ、そして正しく備えていきましょう!

高校は上位が取りやすい!

 

中学時代は100番以下だった子が高校でいきなり1ケタ台に!

 

これはアップステーションに通う高校生たちの実例です。

 

なぜ彼らは中学校では取ったことない順位を取れたのでしょうか。もちろん本人の努力があったというのが大前提ですが、それに加えて「高校は上位を取りやすい環境」であること、そしてそれを知っていたことが大きく関わっています。

 

「え?高校って勉強難しくなるんじゃないの?」

 

と思ったかもしれません。

 

確かに高校の勉強は難しいです。

 

数学が「数学Ⅰ」「数学A」に分かれたり、理科も「化学」「物理」「生物」「地学」と4つに分かれたり、テストも10科目実施されたり…とそれはそれは大変です。

 

中学校の勉強が「浅瀬」だとしたら高校の勉強は「沖」です。深度が深くなり潮の流れも速まります。

 

ですが、それでも高校は上位が取りやすい。なぜなら、高校は「学力が拮抗しているから」です。

上位が取りやすいのは「学力が拮抗している」から

そもそも高校とはどんな場所なのか。

 

ズバリ、高校とは「自分と同じくらいのレベルの子が集まる場所」です。

 

ここで中学校と高校の違いに目を向けてみましょう。

 

中学校は自分が住んでいる「住所」によって通う学校が決まります。

※ここでは一般的な公立中学校を指します

中学校は「住所」によって通学先が決まります

例えば「戸田中学校」に通う生徒は戸田中の近くに住んでいる子たちです。

さいたま市に住んでいる子が戸田中に通うということは基本的にはありません。

学力による選別が行われないため当然成績のバラつきが多く、偏差値60の子と40の子が一緒の教室で同じ授業を受ける…これが中学校の環境です。

 

一方高校は「学力」によって通う学校が決まります。

高校は「学力」によって通学先が決まります

例えば偏差値55の高校に通うのは一般的に偏差値53~57ぐらいの子たちです。

学力によって選別が行われますので、例えばさいたま市の高校に戸田市に住んでいる子が通う、川口市に住んでいる子が通う、春日部市に住んでいる子が通う…ということもあり得ます。

学力が拮抗しているので、仮に1学年300人とすると偏差値5の間に300人がギュッと詰まっている…これが高校の環境です。

いわば「すし詰め」状態になっているので、定期テストの点数が10~20点上がっただけで学年順位が30~40番上がることもザラにあります。

 

これが「高校は上位が取りやすい」理由です。

中学校では10点~20点上がっただけでトップ10に食い込むことは難しいでしょう。

しかし高校ではそれが起こり得るのです。

 

加えて、高校では上位をキープすることである特別なプレゼントをもらうことができます。それが「推薦」です。

上位をキープできれば「推薦」がもらえる!

中3生たちには「Future Sheet」というツールを使い、今のうちから視野を広げています☆

中学校ではどんなに学年順位が高くても、テストで毎回450点を超えていたとしても、高校受験の際には原則として学力検査(ペーパーテスト)を受けなければなりません。

しかし高校では3年間上位をしっかりキープできていれば大学受験時に学力検査を免除できるのです。

これが推薦入試という制度です。

しかも年内に(早ければ高3の秋頃に)合格を決めることができるというとても魅力的な制度です。

 

では「上位をしっかりキープ」とは具体的にどれくらいのラインなのか。

 

目安となるのが上位3分の1です。

 

1学年300人であれば99番以内をキープすること。

通知表でいうと5段階中4.3ぐらいが目標ラインです。

 

では学年順位や通知表は何で決まるかというと…そう、定期テストの結果ですね。

 

つまり、高校では中間テスト・期末テストで結果を出すことで3年後「推薦」というご褒美となって自分に返ってくるのです。

 

アップステーションでは毎年「推薦」で大学合格を決めた高3生たちを多く輩出しています。

これを狙わない手はありません。

 

もちろん推薦がもらえなかったとしても大学に進学することは可能です。その場合は原則として一般入試で受けることになります。一般入試とは高校受験と同じようにペーパーテストを通して合否が決まる受験方法です。

 

違うのはその過酷さです。

 

一般入試を受けるのは高校3年生だけではありません。浪人生や社会人の方々、つまり自分より年上の人、自分より何年も長く勉強した人と同じ土俵に立たなければなりません。

 

加えて、昨今の大学入試は約6割が「推薦」や「総合型選抜」で決まると言われています。つまり一般受験用に大学側が用意している枠が4割しか残されていないのです(こうなるともはやどっちが一般なの?という気もしますが)

 

4割しかない枠の中で、しかも自分より年上の人たちと競わなければならない。これが「過酷」と言われる理由です。

 

本当は行きたい大学があったのに偏差値が届かず「行ける大学」にせざるを得なかった…

推薦をもらえてたらとっくにあの大学に行けてたのに…

 

と後悔してしまうのを避けるためにも、1年次から上位1/3をしっかりキープし、推薦という選択肢を確保することが高校生活における何よりの攻略法でありゴールデンルートなのです。

 

そして「あなた」の通う学校に合わせた定期テスト対策を行い、このゴールデンルートへと生徒たちを導いていくこと。

これこそがアップステーション高校部の方針です。

 

高校生活が始まる前の今だからこそ、高校にはそんな制度があるのか!ということを一人でも多くの中3生に知ってもらいたいと思います。

★まとめ★

・高校は学力が拮抗しているため上位を取りやすい

・上位3分の1以上をキープすれば「推薦」が狙える

・一般入試に回ると「枠が4割しかない」「自分より年上と競わなければならない」等かなり厳しい戦いになる