アップステーションではなぜ、講師1人に対して生徒は2人の「1:2個別指導」を行っているのか…

それは、「1:2」こそが最も効率よく成績を上げられる理想的な指導形態だからです

「集団」と「個別」の違い

1:2では「何もしない時間」を与えません!

集団指導では成績上位者から下位の子まで同じ指導をすることになります。

すると、成績上位の生徒には「無駄」が、成績下位の生徒には「無理」が生じることになります。たとえ成績別にクラス編成をしたとしてもこの弊害から完全に逃れることはできません。

成績上位の子は学校授業で一度学べばその内容を理解します。あらためて塾で説明を受けるのは「無駄」になります。結果的に授業をつまらなく感じ、勉強に対する意欲も低下します。これでは塾を利用する意義すら失ってしまいます。

一方、成績不振の子にとって学校授業で理解できないことを塾での限られた時間内で理解しろというのは「無理」な話です。加えて集団指導では宿題も共通して出されます。成績不振の子にとっては解けない問題が多く出されることになります。解けないから白紙のまま次の授業に出席すると…「宿題をやっていないじゃないか」と叱られてしまいます。

こんな理不尽なことはありません。当然塾が嫌になり、勉強がますます嫌になります。これでは本末転倒です。

塾は、できる子にはより高度な内容を、できない子には基礎からじっくりとつまり、全ての子どもに「成長」を実感させる場でなければなりません。

そして、それを実現できるのは個別指導しかないと私たちは考えます。

「個別」と「1:2」の違い

指導と演習を交互に繰り返せるのが1:2です

近年個別指導をうたう塾は増え続け、もともと集団指導を行っていた塾が個別指導コースを新設したり個別塾に転換したりするケースも多く見られます。

しかし一言で「個別」といってもその中身は1:3(講師1人に対して生徒は3人)であったり1:5(講師1人対して生徒は5人)であったりと様々です。中には1:6という指導形態で「個別」を掲げる塾も存在します。

もちろん結果的に成績が上がれば良いのですが、1:3以上になるとどうしても演習時間(問題を解く時間)の割合が増え、自習をしているのとあまり変わらない状態になるという事実があります。

いきおい、「何もしない時間」や「講師が来るまで待っている時間」も増え、そんな「空白の時間」にも授業料が発生してしまう…こんなもったいないことはありません。

しかし「1:2」であればこれらの問題を解消することができるのです。

1:2の最大のメリットは指導(教わっている時間)と演習(自分で問題を解く時間)が交互に繰り返され、「何もしない時間」を与えないことです。

例えば「あなた」がテニス部に所属しサーブの練習をしているとします。どうすれば最も効率良く上達できるでしょうか。

もちろんまずはコーチや先輩から指導を受けることが大切です。しかしそれだけではうまく打てるようになりません。やはり自分でやってみることが大切です。

とはいえ自己流の練習ばかりに偏り過ぎると今度は変なクセや間違ったフォームが身に付いてしまうおそれがあります。

最も効果的なのは「指導」と「演習」を交互に繰り返すことです。

打ち方を教わったらそれをふまえて自分でやってみる。その後またアドバイスをもらい自分でやってみる…このサイクルを続けることで、最初は見当違いの所に飛んでいたボールも徐々に狙った所へ打てるようになります。

勉強も全く同じです。指導と演習を繰り返すことで少しずつ数学の文章題が解けるようになり英語の長文読解が読めるようになるのです。そしてこのサイクルを実現できる唯一の指導形態こそが「1:2」なのです。

「1:2」は5教科対策がしづらい!?

数・英を伸ばすことで5教科全体が底上げされます!

そんな多くのメリットを持つ「1:2」ですが、一般的には「5教科の対策がしづらい」と言われています。

確かに5教科全てを1:2で受講するのは時間的負担・金銭的負担が大きくあまり現実的ではありません。現に、アップステーションに通う生徒の約9割は「数学・英語」の2教科で通塾しています。

しかしこれは「国語・理科・社会は放置して良い」と言いたい訳ではありません。むしろその逆です。

数・英の2科を伸ばすことで残りの3科も上がり、結果的に5教科全体の底上げが可能となるのです。

なぜなら、国・数・英・理・社の5教科には「ハンカチ理論」と呼ばれる原理が働いているからです。

5教科の勉強には「ハンカチ理論」が働いています

ハンカチの中心を持ち上げるとそれに吊られて周りの四隅も後から一緒に上がってきます。

同様に数学・英語が上がると国語・理科・社会も伸びてくる。

その理由は、数学で使う計算や論理的思考は理科・社会で出題される計算問題や思考力問題に応用できるからです。また、英単語を覚えるテクニックは社会の年号や人物名の暗記に役立ちますし長文読解を練習することで自ずと国語の読解力が鍛えられます。

このように、国・数・英・理・社は他の教科と関係なさそうに見えて実は連動し合っているのです。これが、「数・英を伸ばすことで5教科全体が伸びる」のメカニズムです。

まずは数・英の2科から優先的に手を打っていきましょう!

まずはその中心を司る数・英を伸ばしましょう。

「今まで数学は捨ててたけど頑張れば80点超えられた。自分でもやればできるんだな」という成功体験は、

「じゃあ次は国語も理科も社会も頑張ってみようかな」「他の教科も伸ばせるかもしれないな」という意欲を湧かせます。

こうなればあとは周りがいちいち言わなくても自分の意思で机に向かうようになり、伴走が必要な状態から自走状態へと切り替わることができるでしょう。

この状態をいち早く作り出すことがアップステーションの役目です。私たちは生徒に「5教科全て塾が面倒見なければ勉強できない子」になって欲しくありません。「塾に依存せずとも自ら考え行動できる子」になって欲しいと考えています。

だからこそ今日も数・英の指導に力を入れているのです。