「1学期中間テスト」なぜなくなった?
現在戸田市・川口市・蓮田市・白岡市で4教室を運営しているアップステーション
その1つ、戸田市にある「戸田公園校」には戸田中の生徒が多く通っています。
今年度の始めにとある知らせが飛び込んできました。なんと「1学期中間テスト」がなくなってしまったのです!
戸田中はこれまでも年度によって中間があったりなかったり学年によって違ったり…そんな状態が続いていました。
私たちとしては、いや、生徒・保護者の皆さんにとっても「やるならやる」「やらないならやらない」と統一してもらいたいというのが本音です。
ところで白岡校がある白岡市も1学期中間はありません。が、これは例年のことなので驚きや困惑はありません。
困るのは戸田中のように「決まっていない」「年度によってバラバラ」が続くことです。
そんなこんなで今年度は全学年「なし」ということになりました。来年度以降はまたどうなるか分かりません。
今回のブログでは「1学期中間がなくなってしまった」という方に向け、その理由やアップステーションの対策についてご紹介していきます。
なんでなくなったの?
1学期中間がなくなった理由について詳しいことは公表されておらず、「私たちも分かりません」というのが正直なところです。
ただ、以下のような事情があるのではないかと考えられます。
①授業時間が十分に確保されていないから
1学期は新しい年度のスタートということもあり各授業のガイダンス、身体測定、避難訓練、安全指導、部活体験入部等多くの予定が詰まっています。中には体育祭や修学旅行も1学期に組まれている学校もあります。
そんな中でテストを実施するのは生徒や学校側にとっても大きな負担となってしまうからです。
②教科書内容を進めたいから
上記①とも関連することですが、今の中学校で使われている教科書はボリュームが増えています。
テストがなくなれば試験日や返却日を気にせず教科書を進められるため、学校側としては大きなメリットと言えるでしょう。
逆にどんなデメリットがあるか?
デメリットも見ていきましょう。
アップステーションとしてはデメリットの方が遥かに大きいのでは…と考えています。その理由は以下の通りです。
①意識付けの遅れ
定期テストは勉強の意識や習慣を身に付けるため必要不可欠な要素です。
生徒たちはテストがあるからこそ頑張って勉強しよう…と思えます。私たちも子供の頃そう思って勉強していましたね。それが「無い」となると勉強のモチベーションを維持するのはなかなか難しい。
特に中1生は小学校時代と同じ勉強をしていては点数が20~30点程下がってしまうことも少なくありません。
そのことに1学期中間で気付くことができれば良いのですが、期末で初めて気付いたとなれば大幅な遅れを取ってしまいます。
②高校入試へも影響が
同様のことがもちろん中2・中3生にも起こり得ます。もし1学期中間がいまいちな結果だったとしても期末で挽回すれば成績(通知表)を上昇または維持することは可能です。
しかし期末のみの一発勝負となればその後の挽回がききません。特に中3生は1学期の成績が私立高校の併願優遇を取れるかどうかを左右します。
現に戸田市のとなりにある川口市では例年通り1学期中間テストが行われたため、「中学で受けてきたテストの数が違う子同士」が同じ土俵で競うことになります。
一方は「1学期中間がなかった」(=定期テストは年4回だった)という子ともう一方は「1学期中間があった」(=年5回の定期テストがあった)という子。高校入試におけるこの差は決して軽視できるものではないと私たちは考えています。
アップステーションの対策
これらの状況を踏まえ、1学期中間テストのない戸田公園校と白岡校では6月3日(土)に「プレテスト」を開催することにしました!
「中間がなくなってしまったのであれば塾側がそれに代わるものを用意すれば良い」
という発想です。
この「プレテスト」を通して、中間がある学校の子たちがそうしているようにこれまでの理解度を確認していきましょう。
ここで点数をしっかり取れた子はその調子でOK。逆につまずきが見られた子は期末まで残り約1カ月の間で復習をしていきます。
特に戸田中の2年生・3年生のご家庭は「去年はあったのに何で今年はないの!?」と困惑されています。
それを解消するのが私たちの役目です!
地域の状況に合わせ柔軟に対策ができるのもアップステーションの強みです。
まずはプレテストで力試しを!