質より量より大事なもの 今日からできる10点UP勉強法

今年度最初のテストシーズン到来です!

5月末…ただいま1学期中間テスト真っ最中です!

すでにテストが終わった子も約1カ月後には期末テストが待ち構え、その翌月には早くも1学期の成績が決まります。

そこで今回は、

「中間はまだこれから」という子は今日からすぐに、

「もう終わった」という子は期末に向けてできる、

アップステーション流10点アップ勉強法をお伝えします!

勉強は「質より量」

勉強はズバリ「質より量」です!

勉強は「質」が大事?それとも「量」?

質か量かという議論は勉強に限らずスポーツや仕事、様々な場面で交わされます。

 

この質問に対する私たちの答えはとてもシンプルです。

ズバリ「量の方がはるかに大事!」です。

 

「量質転化」(りょうしつてんか)という言葉があります。

「量をこなすことで質が上がる」という意味の四字熟語です。

例えば「英単語を20個覚えたい!」と思ったとき、

 

「何か楽な方法はないか…」

「1回やっただけで覚えられる効率の良い近道はないか…」

 

と、質ばかりを追い求めても決して書けるようにはなりません。

単語を覚えるにはできるようになるまで繰り返しテストをしてみる、つまり量をこなすこと・手を動かすことが必要不可欠です。

そしてそのプロセスの中で

 

「あ、俺はこういう覚え方をするとスッと頭に入るんだな…」

「私はこの単語はどうも苦手だな…あとでもう1回練習しよう…」

「takeは“タケを取る”と覚えると良いかも…」

 

と「勉強のコツ」が見つかる瞬間が必ず訪れます。

これは量をこなした人だけが味わえる感覚です。自分にとって最適な覚え方や自分流のやり方が構築されていくので、10個覚えるのに30分かかっていたのが20分→15分→10分と短くなり効率が上がります。これが「量質転化」です。

スポーツも質より量がものをいいます

スポーツでも同じことが言えると思います。

ヒットを打ちたい!と思ったらまずやるべきことは何か?というと「素振り」です。秘訣や裏技を検索するよりも地道に素振りの練習を繰り返す。一見回りくどく見える地道なやり方が実は一番の近道だったり…ということは珍しくありません。

第一線で活躍するプロ野球選手はプロになってからも毎日500回の素振りを怠らないと言います。質を上げる(もしくは維持する)ためにやはり「量」は欠かせないようです。

ただし1つだけ注意点があります。

それは、「正しいやり方」でやること。

量質転化とはいえただ闇雲に手を動かせばよいわけではありません。

間違ったフォームでやっていたら体を痛めてしまったり変なクセがついてしまったり…いわゆる「下手固め」が進行し、やってもやっても一向にうまくならないという行き詰まり感に襲われます。

あるいは「ヒットを打つこと」という本来の目的がいつの間にか「素振りをすること」「量をこなすこと」にすり替わり、練習だけで自己満足に陥るなんてことも考えられます。

同様に、本来の目的は単語を覚えることだったはずなのに「単語テストを10回やること自体」が目的になってしまう…これでは本番当日に実力を発揮するのは難しいでしょう。

では「正しいやり方」とは具体的にどんな方法を指すのでしょうか。

どのように量をこなしていけば良いのでしょうか。

見ていきましょう。

量より大事な「イメージ」

「正しいやり方」とは何か。

その答えが「イメージを持つこと」です。

 

バスケのフリースローを例にしてみましょう。

「これが本番だったら…」の意識が結果を大きく左右します

フリースローを10本打つ練習を、

 

「入っても入らなくてもどっちでもいいや」

と考えながらやっているA君と、

 

「このフリースローが試合本番だったらどうか…」

「入れば優勝が決まる一投だったらどんな気持ちで打つだろうか…」

「もし外したら皆どんな顔をするだろうか…」

と試合本番のシチュエーションをありありとイメージしながらやっているB君。

 

同じ練習量・同じ練習時間でもどちらの方が上達できるか、どちらの方が本番で実力を発揮できるかは比べるまでもありません。

これは才能や能力とは一切関係ありません。「意識」の問題です。

 

勉強にも全く同じことが言えます。

 

「もしこの単語が入試本番で出たら…」

「もし本番でbとdを逆に書いちゃったらどんな思いをするだろうか…」

「テスト当日の自分はどんな気持ちで臨んでいるだろうか…」

 

を可能な限り鮮明に、高解像度でイメージしながら机に向かう。これが質よりも量よりも大切な「勉強の正しいやり方」なのです。

イメージ力の高め方

本番を強くイメージしながら解いてみよう!

練習では入るのに試合では入らない…

塾ではできたのにテストになると間違える…

この一番の原因は「イメージ力」にあると私たちは考えます。

普段から頭の中で本番を想定した予行演習ができていない(または不十分)であれば当日思いもよらないミスをしてしまうのはある意味当然のことです。

ではどうすればイメージ力が身に付くのでしょうか。効果的な手段は「できるだけ本番に近い状況を作り出すこと」です。

・テスト本番と同じペン・同じ消しゴムを使う

・机の上には本番と同じ物を同じ配置で置く

・本番と同じ時間配分で勉強してみる(50分集中→10分休憩)

・制服に着替えてやってみる   など

これだけで学習効果は間違いなく上がります。テストの点数で言えば10点以上は確実に変わります!

 

次回のテストに向けては「質より量、量よりイメージ」を是非意識してみてくださいね!

 

まとめ

★勉強は質より量(量質転化)

★量より大事なことは「イメージ」を持つこと

★「これが本番だったら…」を常にイメージする

★普段から本番に近い状況で勉強する

★それだけで点数は10点以上アップする!

 

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