講師インタビュー#4 蓮田校・棚澤先生

今回は蓮田校で活躍する棚澤先生(写真 右)に行ったインタビューをご紹介します。どうぞご覧ください!

 

~失敗談もオープンに~

蓮田校 棚澤先生

☆棚澤先生プロフィール☆

指導歴:約3年半

主な指導教科:数学

担当生徒数・授業数:14名・週7コマ

 

ー棚澤先生(以下棚澤T)今日は宜しくお願いします。まずは改めて、昇級おめでとうございます!原山塾長から伝えられた時どんな気持ちでしたか?

 

棚澤T:意外というか、びっくりしました。自分が選ばれるとはあまり考えてなかったので…

 

ー謙虚ですね(笑)これまでの頑張りが実を結んだんですよ!今回昇級となった一番の要因は何だったと思いますか?

 

棚澤T:自分の担当している生徒は結構長く通っている子が多いので、お互いのことを良く知っているという部分が大きかったと思います。

 

ー何年ぐらい通ってるんですか?

 

棚澤T:2~3年ずっと見てる子が多いです。高校生のほとんどは中学生から見ている継続生です。

 

ー満足度が高い証拠ですね!

棚澤先生が普段の授業で特に心掛けていることは何ですか?

 

棚澤T答えではなくヒントを与えるようにしています。講師が答えを教えるのは簡単ですが、それでは本当の意味での学力は身に付かないので。

 

ーとても大事なことですね。「ゴールを決めるのは生徒本人、私たちがやるのはアシストまで」ですね。

ただ、生徒にとっては「早く答え教えてよ」とか「じれったいな」と感じる場合も多いと思うんですがどう対応していますか?

 

棚澤T「間違ってもいいからやってみよう」と伝えています。やっぱり間違えるのが怖い・できなかったらどうしようという気持ちがあるから早く答えを知りたがると思うんですよね。

 

なるほど。そういう一言があると生徒も安心しますね。他に気を付けていることはありますか?

 

棚澤T「解いた後を残してね」も伝えています。特に数学の場合、どこでどんな間違いをしたのか・どう考えたのか、その過程を把握するには途中式を残しておいてもらわないと分からないので。

 

ー途中式を書こうとしない生徒や書くのが面倒くさいという生徒もいると思うんですがどうですか?

 

棚澤T:そういう時は自分の失敗談を話しています。私も中学生の時完全に途中式を書かない派だったんです。単純にめんどくさかったので(笑)でもそれで散々痛い目にも遭いました。計算ミスも多かったし、効率が悪かったんです。で、ちゃんと書くようになってからはそれが結果にも表れました。

自分自身がそんな状態だったので生徒たちの気持ちはよく分かるんです。なので「俺も昔そうだったんだよ。でもね…」という話をすると結構聞いてくれますね。

 

ーなるほど。「先生はどうせ優秀だから勉強が苦手な俺の気持ちなんて分からない」みたいに思ってる生徒でも、講師から「俺も昔は」という話が出ると「へー先生もそうだったんだ」って一気に距離が縮まったりしますよね。

 

棚澤T:そういう効果はあると思います。なので結構自分の失敗談とかは話したりしてますね。

 

ーそういうのオープンにするのって結構難しいと思うんです。恥ずかしいというかプライドが邪魔をするというか。

それが自然な形でできるというところに棚澤先生の器の大きさが感じられますね!

 

棚澤T:ありがとうございます。自分自身本当に中・高時代はひどかったので、失敗談はいくらでもあります。

 

ーひどかったって(笑)どうひどかったんですか?

 

棚澤T:とにかく調子に乗ってましたね(笑)それなりのレベルの高校にも行けたので「俺はできるんだ」「何とかなるっしょ」みたいな。いや~…今思うとホント勘違いというか痛いヤツだったな~って(笑)

 

ーそれをこうやって笑い話にできるのが素晴らしいですよ!

そんな棚澤先生が考える、「生徒が喜んでくれる行動」って何かありますか?

 

棚澤T:やっぱり趣味の話や今ハマってる話題を出すと喜んでくれます。スマホゲームとかYouTubeの話が多いですね。

 

ー授業中どのタイミングでそういう話題を出しますか?

 

棚澤T:中盤に差し掛かって疲れが見えてきた頃やちょっと気分転換させた方が良いなっていう時に出すようにしています。

 

ーなるほど。逆に「これだけはやってはいけない」と思うNG行動は何でしょう?

 

棚澤T最初からいきなり距離を縮め過ぎないということですかね。特に新しく入った生徒を持つとき、いきなりプライベートな話題に踏み込んでしまうと相手は引いてしまうので時間をかけて徐々に関係を作っていくことが大事だと思います。

 

ー適度な距離感を保つということですね。

 

棚澤T:はい。特に人間関係とか友達関係の話なんかはこちらからは深追いせず、向こうから相談があった時に聞く程度に留めています。

ーもう少し詳しく教えてくれますか?

 

棚澤T:例えば「今日先生に怒られた」という話が出た時は、理由とか「何したの?」とかは聞かずになるべくフォローに専念するようにしています。ここで生徒のせいにしたり否定したりすることがないよう気を付けています。

 

ー確かに、そういう時生徒はただ話を聞いてほしいだけだったりするんですよね。こっちが良かれと思ってアドバイスしたり原因を掘り下げようとすると逆効果になっちゃったり。

 

棚澤T:そうですね。こっちからはあまり深追いしないようにしてます。

 

ーなるほど。棚澤先生は今後どんな講師になりたいですか?

 

棚澤T:頼ってもらえる講師になりたいですね。「行かされている」じゃなくて「行きたい」「この先生に会いたい」と思ってもらえる講師になりたいです。

 

ー良いですね!生徒は勉強を教わりに来る前に講師に会いに来ている。「数学は嫌いだけど棚澤先生が教えてくれるなら頑張ろう」「勉強は辛いけど棚澤先生に会いたいから塾に行こう」そういう関係が作れているからこそ生徒も長く続けてくれてるんだと思います。

棚澤先生がこの仕事を通してお金以外に得られたものって何ですか?

 

棚澤T人に対する価値観が変わりました。昔は自分の考えが全てだと勘違いしていましたが、「この子はこういう所でつまずくのか」「この子はこういう考え方をするのか」と、人それぞれで全然違うんだなということが実感できました。

 

ー棚澤先生自身がめちゃくちゃ成長してますね!

では最後に、一緒に働く講師の方へメッセージをお願いします!

 

棚澤T:難しいことも楽しいことも色々ありますが、皆と近況を話し合いながら一緒に頑張っていきたいと思います。周りの講師の方の存在が支えになっているので、これからも宜しくお願いします。

 

棚澤先生、今日はどうもありがとうございました!