講師インタビュー#3 戸田公園校・立石先生
今回は戸田公園校で活躍する立石先生(写真 右)に行ったインタビューをご紹介します。どうぞご覧ください!
~自分の価値観を押し付けない~
戸田公園校 立石先生
☆立石先生プロフィール☆
指導歴:約2年
主な指導教科:数学
担当生徒数・授業数:10名・週6コマ
ー立石先生(以下立石T)、今日は宜しくお願いします。改めて、昇級おめでとうございます!小森塾長から言われた時の気持ちはどうでしたか?
立石T:あまり驚きとかはなく、ようやくこの時がきたという感じでした。
ー今回昇級となった一番の要因は何だったと思いますか?
立石T:自分が担当している生徒だけじゃなく担当外の生徒にも声を掛けていることですかね。例えば「最近学校どう?」とか「テストお疲れ様。どうだった?」とか。
ーそれはどのタイミングでやっているんですか?
立石T:授業の合間の休憩時間とか自習中とかですね。
ーとても大事なことですよね。生徒にとっても担当外の先生から声をかけられると嬉しいものです。
立石T:他の先生たちとも情報共有することは意識しています。うまく成績が上がらなかった時、「自分の教え方が悪いのでは」と思ってしまわないよう相談に乗ったりはしています。
ー自分のことだけじゃなく周りにも目を配れるのはさすがです。
授業中特に気を付けているのはどんなことですか?
立石T:生徒に対して敬意を払うことです。生徒と講師という立場だとつい上から目線になってしまいがちですが、そうならないよう本人の意見を尊重することを心掛けています。
ーなるほど。上からでもなく下からでもなく、フラットな立場で接するということですね。具体的に行っていることはありますか?
立石T:生徒本人に「選択させる」ようにしています。「あれをやってこれをやって」とこっちが決めてしまうのは簡単ですが、生徒に考えさせる機会を設けています。
とは言っても自分では中々決められない・考えられないという生徒もいるので選択肢を与えています。例えば「この問題あまりできてなかったけど、どうする?戻りたい?それともこのまま先に進む?」とか。こうやって2択で出せば生徒はちゃんと答えてくれます。
ー良いですね!生徒も自分で決めたことだから「やらされ感」がなく行動に移しやすいですよね。
逆に「これだけはやってはいけない」と思うNG行動は何かありますか?
立石T:2つあって、1つは「全否定すること」です。生徒からよく進路のこととか将来こうしたいという話が出るんですが、どんな内容であってもまずは最後まで話を聞いて受け止めるようにしています。
そしてその上で「こういう考え方もあるよ」「こういう選択肢もあるんじゃない?」と提示しています。否定するのではなく選択肢を与える・考えを広げることを意識しています。
ーなるほど。ここでも「生徒への敬意」が表れていますね。もう1つはどんなことですか?
立石T:「強制しないこと」です。さっきの話と被るんですが、勉強の目的ってテストとか受験だけじゃないし、私自身子供の頃強制的に受験をさせられたので、そこはそうならないように気を付けています。
ー立石先生の話には一貫性がありますね!
そんな立石先生が考える、塾講師の仕事のやりがいって何だと思いますか?
立石T:こっちの接し方次第で生徒の意識はいくらでも変わることだと思います。私が担当している中2の女の子は、入った頃は本当にやる気が無くて点数もすごい低かったんです。
ー詳しく教えてくれますか?
立石T:中1の時に入って、私は数学を担当しているんですがテスト前でも危機感が全然なくてワークも全然やらない。点数も30点ぐらいでした。
それが今では1カ月前からワークをやるようになって、自分から「理社のプリントくれますか?」と言うようになったんです。
ーすごい変化ですね!何かきっかけはあったんですか?
立石T:やっぱり結果が出たことだと思います。20点ぐらい上がりました。
ーどんな指導を行ったんです?
立石T:一番気を付けたのは宿題の出し方です。同じものを2セット用意して、繰り返しやってもらいました。1回目は授業の翌日にやって、2回目は次回授業の前日にやる。そうすれば抜けてたりすることがなくなりました。
ー良いですね!塾の授業はたった80分しかありません。いかに宿題をやって忘れないようにするか…ここにかかってますよね。
立石T:あと、問題はこちらでピックアップしました。できない問題を宿題で出すとやる気がなくなるので、その子が自力でできる問題を取捨選択することは必要です。
ー「繰り返し同じ問題を出す」「できる問題をピックアップする」…宿題を出す上でとても大事なポイントです。あとはどうすればやってくれるようになるかですね。
立石T:そうですね。そこもやっぱり「生徒を尊重する」だと思います。こっちからの押し付けだと絶対やってくれません。この子は今「英検もやってみたい」と言ってくれています。
ー本当にすごい変化です!まさしく「こっちの接し方でいくらでも変わる」ですね!
立石先生が普段の授業の中でよく使うツールや教材はありますか?
立石T:数学はやっぱり反復なので徹底ドリルはよく使います。他にもその子のレベルに合わせてマイクリアと新中学問題集も追加でやらせたりします。
あと、これは個人的な物なんですがタブレットを使って教えたりもします。飽きさせないという意味でもこれを使うと生徒はかなり興味を示してくれます。図形とか関数を教える時は特に便利ですね。ここに書いたものをデータでそのまま生徒に送れますし。

立石先生が実際に使っているタブレット

立石先生が実際に使っているタブレット
ーめちゃくちゃ便利ですね!
立石T:生徒から進路のことを聞かれた時とかも高校のサイト見たり一緒に調べたりもしています。
ーなるほど。色んな使い方ができそうですね。今の時代ネットを開けばいくらでも情報は手に入りますがたくさんあり過ぎてどれを見ればいいの?っていう状況ですもんね。
それでは最後に、一緒に働く講師の方へメッセージをお願いします!
立石T:自分の価値観を押し付けないことはとても大事だと思います。やらせるのではなくいかに自分からやりたいと思ってもらえるか。ただ、うまくいかないこともたくさんあると思うので、そういう時は一人で抱え込まず周りを頼って欲しいと思います。
立石先生、今日はどうもありがとうございました!
☆次回は蓮田校・棚澤先生のインタビューをご紹介します!