来週から過去問題演習&プレテストが始まります
令和2年が始まって10日が過ぎ,冬休みが終わり3学期が始まりました。
埼玉県公立入試まであと48日。
アップステーションでは,来週から…
●過去問題の演習
●埼玉県公立入試対策プレテスト
がスタートします。
アップステーションでは,すでにこの2つの予定が組まれており,2月22日までには一通りこの2つが完了します。
ところで,ほとんどの受験生が過去問題をやるのですが,なぜ過去問題をやるのでしょうか?
この理由を考えたことのない受験生が非常に多いのではないのでしょうか?
今回は,過去問題をやる理由をお話したいと思います。
①傾向分析
よく本屋さんで「入試ココが出る!」とか書いてある参考書が売っているのですが,実際は各都道府県の入試によって出るものは全く違います。
何が出題されるのかは,各都道府県の過去問題をやってみるのが一番です。
●埼玉県で必ず出題される問題の一例
国語…古文の歴史的仮名遣い
数学…最初の7題の計算問題
英語…大問2で単語書き取り問題
社会…一問目に「六大陸・三大洋」を問う問題・地形図問題
理科…大問1で一問一答の問題
何年分かを繰り返しやると,このような問題が毎年出題されていることに気がつきます。
これらの内容は必ず出題されるものですので、きちんと対策しておく必要がありますね!しかし,残念なことに簡単には気がつけないような出題傾向も実はあります。
せっかくなので,このブログを見てくれたあなたに1つだけお話しますね。
あなたにだけ伝える!~理科の出題傾向~
理科は大問1~5の5題(20点×5)で出題されます。出題される内容が実は決まっています。
【大問1】小問集合
【大問2】地学分野
【大問3】生物分野
【大問4】化学分野
【大問5】物理分野
になっています。
高校生になると理科は「地学・生物・化学・物理」の4つの科目に分かれるのですが,実は中学では,必ず1年の中でこの4つの分野の勉強を必ずします。そして,その4つの分野から必ず1題ずつ出題されるのです。
たまに受験生の中に「あぁ,化学反応やイオン苦手だから、本番で出ないことを祈ります」と言っている子がいるのですが,残念ながら【大問4】で必ず出ます。
こういうことを知っているかどうかは,受験では大きな差になってしまいます。
②時間配分練習
過去問を解く…非常に重要なことです。しかし、ただ解くだけではいけません。本番では50分という試験時間があります。必ず過去問題は試験時間の中でこなす練習をしなければいけません。
国語を例にすると…
【大問1】小説
【大問2】語彙・文法問題
【大問3】説明文
【大問4】古典
【大問5】作文
の5題構成です。50分を単純に5等分すると,大問1つあたり10分。
しかし、長い文章の読解である大問1や大問3を10分で行うのは実際のところ難しいです。そこで,例えば大問2や大問4を5分にすれば,大問1と3を15分かけられますね。つまり…
【大問1】小説…15分
【大問2】語彙・文法問題…5分
【大問3】説明文…15分
【大問4】古典…5分
【大問5】作文…10分
が目安になりますね。
この目安でいうと,大問5の作文は必ず10分で書く練習をしなければいけないことになります。実際の時間は50分ないので,わからない問題が出てきたら後回しにしなければいけません。
そういう練習を過去問題でするのです!
③目標点数の設定→問題の取捨選択
過去問題をやるときに,一番意識してほしいことは「目標点数」です。
例えば,例年の合格者の平均から見て、偏差値50の高校を目指している子が5教科で250点をが必要だとします。これを1教科あたりに直すと各50点ですね。
これを各教科に置き換えると…数学のテストで必要な点数は50点になります。問題全部解いて100点満点を取る必要ありません。
難しい問題は「解かない」…このような選択ができるのです。
取捨選択をするために
「目標点数」を決めること!です。
必ず,過去問題をやる前に「目標点数」を決めましょう。
↑スケジュール通りに,目標点を目指してやってもらいます!
さぁ,公立入試本番までラストスパートです!
受験生たちと一緒に過去問題に取り組んでいきます!