最新版の倍率が発表されました~倍率との向き合い方~
昨年12月15日時点での進路希望調査結果(高校入試)が先日(1月12日)公表されました。
平成28年度3月進路希望調査状況 ←こちらをクリックし、ページ中部「第1表~第13表のダウンロード」より閲覧が可能です。
いわゆる最新の「倍率」が分かるわけですが、受験を控える中3生たちにとっては知りたいようで知りたくない…見たいようで見たくない…そんなデータです。
そんな「倍率」について、毎年私たちが受験生に伝えていることがあります。それは…
「倍率は気にしなくて大丈夫!!」
です。どういうことか、詳しく見ていきましょう!
倍率に振り回されないようにしよう!
確定版の倍率は本番ギリギリにならないと分からないものです。しかもその前には「志願先変更期間」が存在します。
例えば自分の希望する高校の倍率が高かった場合等にはこの期間で志願先を変更することが可能です。これが2月の下旬に行われその都度数値も変動します。
「倍率が高かったから低いところに変えようかな…」
「倍率が低かったから安心だ…」
「倍率下がってくれないかな…」
という気持ちについなってしまいがちですが、
これは逆に「どんな倍率になってもいいようにライバルに負けないように勉強しなきゃ!」と、今以上に頑張るきっかけにもなります。
倍率というものは自分の力では変えられない・自分にはコントロールできないものです。
高く出ようと低く出ようと、どちらにしろ本番まで気を緩めず努力を続けなければいけないことに変わりありません。
一生に一度きりの高校3年間を悔いのないものにするためにも、
低倍率の高校に変更して合格するよりも、本気で行きたいと思うのならば高倍率でも変えずにチャレンジするべき!
というのが私たちの考えです。
一番マズイのは
「この高校は今は高倍率だけど、この後きっと低いところへ移る人がたくさん出てくるから下がるだろう…」
「この高校はきっとこのまま低倍率だから大丈夫だろう…」
そんな根拠のない仮説をたて努力を怠ってしまうことです。
悲観的に考えて楽観的に行動しよう!
倍率との向き合い方においてもう一つ大事になるのが「悲観的に考えて楽観的に行動する」ことです。
「現時点で倍率が高い。そしてこれが今後更に高くなるかもしれない…もしかしたら最終的には過去最高倍率になってしまうかもしれない」と最悪のパターンを予想し、
そこから「じゃあそうなった時のことを想定して今から何ができるか」を考えるという手法です。
一見ネガティブな考えに見えるかもしれませんが、
「あいつは確か1日5時間勉強していると言っていた…じゃあ自分は1日7時間やろう。そのためにはゲームの時間を少し削ろう…」
「過去この高校を受けた人の最高点は〇〇点だった…じゃあ自分はそれより+20点とれるようにしよう。そのためには理科と社会の用語をもう一度覚え直して…」
と、最悪のパターンを想定することで色々と対策は思いつくものです。
「これ以上悪くなることはないんだから」と割り切って前向きに行動する
そんな極めてポジティブな考え方が「悲観的に考えて楽観的に行動する」なのです。
今年も受験生たちと一緒に、私たちも悲観的に考えて楽観的に行動していきます!