なんで1:2なの?
アップステーションでは2003年の創業以来ずっと「講師1人に生徒は2人」の指導形態、いわゆる「1:2」を続けています。
今回のブログでは「なぜ私たちが1:2をやっているのか」をご紹介します!2学期の中間テストが迫っているこの時期、個別指導塾を検討されている方のご参考になれば幸いです。
私たちが1:2をやる理由=最も成績が上がるから
アップステーションが1:2である理由はとてもシンプルです。
それは「最も成績が上がるから」に他なりません。
集団指導よりも、
講師1人に生徒は3人のいわゆる「1:3」よりも、
更には完全マンツーマン「1:1」と比較したとしても、
間違いなく成績が上がるのは「1:2」です。
なぜなら1:2は「指導と演習を交互に繰り返せるから」です。
1:2の最大のメリットは指導(教わる時間)と演習(自分で問題を解く時間)が交互に繰り返され、「何もしない時間」を与えないことです。
例えば「あなた」がテニス部に所属しサーブの練習をしているとします。どうすれば最も効率良く上達できるでしょうか…?
もちろんまずはコーチや先輩から指導を受けることが大切です。
しかしそれだけでうまく打てるようにはなりません。やはり自分でやってみることが大切です。とはいえ自己流の練習ばかりに偏り過ぎると今度は変なクセや間違ったフォームが身に付いてしまうおそれがあります。
最も効果的なのは「指導」と「演習」を交互に繰り返すことです。
打ち方を教わったらそれをふまえて自分でやってみる。その後またアドバイスをもらい自分でやってみる…このサイクルを続けることで、最初は見当違いの所に飛んでいたボールも徐々に狙った所へ打てるようになります。
勉強も全く同じです。指導(教わる時間)と演習を繰り返すことで少しずつ数学の文章題が解けるようになり英語の長文読解が読めるようになるのです。
そしてこのサイクルを実現できるのは「1:2」をおいて他にありません。
1:2と「1:3」や「1:1」との違い
では講師1人に生徒は3人の「1:3」の場合はどうでしょう。
一度に担当する生徒が3人以上になるとどうしても演習の時間が増え、ややもすれば自習をしているのと変わらない状態に陥りがちです。
自力でできることなのにわざわざ塾でやる必要があるのか…となってしまっては塾を利用する目的そのものも揺らいでしまいます。
では完全マンツーマン、すなわち「1:1」だとどうでしょうか。
1:1の場合、すぐ隣に講師が座り文字通り付きっきりで見てくれますので最も長い指導時間を確保することができます。
しかし、一方で「付きっきり」であるがゆえに依存心が生まれやすいというのもまた事実です。
その結果、例えば「学校の授業ちゃんと受けなくても塾でマンツーマンで見てもらえるからいいや」となってしまうケースも考えられます。
塾に通い始めてから学校の授業態度が悪くなった…こうなってしまっては本末転倒です。
もちろん上の図のように1:3には1:3の良さが、1:1には1:1の良さがあります。大事なのはそれらを踏まえて「何が自分に合っているか」という視点で塾選びをすることです。
★1:2と集団指導との違い
今度は学校の授業のような集団指導と比較してみましょう。
集団指導では成績上位者から下位の子まで同じ指導をすることになります。すると、成績上位の生徒には「無駄」が、成績下位の生徒には「無理」が生じることになります。たとえ成績別にクラス編成をしたとしてもこの弊害から完全に逃れることはできません。
成績上位の子は学校授業で一度学べばその内容を理解します。あらためて塾で説明を受けるのは「無駄」になります。問題を早く解き終わった時は「周りの子が解き終わるまで待っている」、あるいは先生が来るまで「何もせずボーっとしている」…そんな時間が生まれてしまいます。結果的に授業をつまらなく感じ、勉強に対する意欲も低下します。
一方、成績不振の子にとって学校授業で理解できないことを塾での限られた時間内で理解しろというのは「無理」な話です。加えて集団指導では宿題も共通して出されます。えてして成績不振の子にとっては解けない問題が多く出されることとなり、白紙のまま次の授業に出席すると…「宿題をやっていないじゃないか」と叱られてしまいます。こんな理不尽なことはありません。当然塾が嫌になり、塾に通い始めてから勉強がますます嫌になった…これもまた本末転倒です。
大事なのは「どれが自分に合っているか」
もちろん、「演習時間が長い方が自分に合っている!」や「マンツーマンの方が良い!」という子には1:3や1:1の塾をオススメします。
同様に「大人数の中で学びたい!」という子は集団指導を選ばれた方が悔いのない塾選びをすることができます。
それぞれの塾が「うちの指導形態が一番」という考えや理念を持って運営しています。
アップステーションは「1:2こそが理想の指導形態」と考えているからこそ変わらず1:2を続けているのです。他の指導形態にももちろん良さもありデメリットもあり、絶対的な正解というのは塾選びにおいてもやはり存在しません。
大事なのは「講師1人あたりの人数」ではなく「どれが自分に合っているか」です。
そしてそこを見極めるためには一にも二にも「体験」をしてみることを強くオススメします。
合っているのかいないのか、まずはやってみないと分かりません。やってみて初めて気付くこともたくさんあります。
これは私たちが中3生たちに「高校の説明会には必ず参加してね!」と伝えているのと同じです。
やってみて
「あ、なんかここの雰囲気自分に合ってるな…」
「うーん、友達は良いって言ってたけど自分にとってはいまいちだな…」
といった感覚が必ず掴めます。そしてこの感覚は塾選びにおいてとても大事な材料となります。
実際に通う・通わないはまだ先の話です。まずは「どんな感じのところなのか見てみようかな」ぐらいの軽い気持ちで問合せをしてみてはいかがでしょうか。
悔いのない充実した2学期を送れることを願っています!