こんな風に教えてます!~形に残す授業~
1回の授業の中で
「これは今日絶対に覚えて欲しい!」
「ここはめちゃくちゃ大事!」
というポイントが必ず1つは出てきます。
そんな時アップステーションでは
紙に書いて形に残す!
という指導を行っています。そこで使うアイテムが
この「板書ノート」です!
講師が紙に書いて教える……
デジタル全盛の時代に超絶アナログな手法ですがこれが中々あなどれません。
というのも、「紙」や「手書き」にはデジタルでは決して得られない2つのメリットがあるからです。
メリット①手書きの字の方が「確実に」目に留まる!
→年賀状も手書きで一言添えてあるものは絶対読みますもんね!
メリット②捨てられない!
→「先生がせっかく書いてくれたもんなぁ」…この感情はアナログならではです!
もちろんデジタルにあってアナログにはない良さもたくさんあります。
デジタルの方が適しているものはデジタルへ
アナログの方が適しているものはアナログのまま
時代の流れで何でもデジタル一辺倒にするのではなく、目的に応じて適宜使い分けることが大事なのだと思います。
葉っぱだけじゃなく根っこまで掘り下げる!
さて、この「板書ノート」、実はあるルールに沿って作られています。それは
なんでそうなるの?
に焦点を当てること。
数学の公式にしても英語の文法にしても、
呪文のようにただ覚えるのと「なぜ?」を理解した上で覚えるのとでは記憶の刻まれ方・鮮度・賞味期限が大きく異なります。
例えば中2数学の等積変形…
ただ単に「平行線に挟まれた羽型の三角形の面積は同じになるから覚えてね」と教えれば済む話かもしれません。
その方がお互い楽ですし時短にもなるでしょう。
しかしこれでは表面の葉っぱをなぞっているだけです。
風が吹けば簡単に飛ばされてしまい、結果的に「二度言い」や「教え直し」の必要が出てきてしまいます。
一方、「なんでそうなるのか?」を考え、「それは底辺と高さが等しいから」という理由をしっかりとキャッチする。
そうやって根っこまで掘り下げて理解することで、ちょっとやそっとじゃ飛ばされない確かな知識が初めて身に付きます。
この一手間がメチャクチャ大事です。
もどかしいと感じるかもしれませんがメチャクチャ大事です。
日常生活や仕事の場面においても、目上の人あるいは上司から
「〇〇をやってね」→(なんでやらなきゃいけないんだろう…モヤモヤ)
と伝えられるのと
「△△だから〇〇をやってね」→(なるほど!そのためにやるのか…スッキリ)
とでは伝わり方もパフォーマンスも最終的な仕上がりも大きく変わってきます。
一番マズいのは…そう、
「言われた通りやって!」
と強制的に押し付けてしまうことです。
普段から「なぜ?」「何のために?」を考える習慣を身に付けること。
これは新しく改訂される教科書の中でもとても大事なテーマとして取り扱われています。
そしてこのプロセスを積み重ねることが「自立」へ繋がることを信じ、私たちは今日も「形」に残す授業を行っています!
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