「よくあるご質問」2018年夏 その1

大雨に台風に、自然災害が続き各地で甚大な被害が出ています。防災技術が進んだ現代でも大勢の方が犠牲になるなんて、改めて自然の驚異の前の無力さを感じます。被害に遭われた方へのお見舞いを心から申し上げます。

 

私達にできることは生徒たちに授業を通して元気を与え、笑顔を増やすことだと思います。いよいよ始まった夏期講習は、それを実現できるものにしていかなければならないという気持ちがより一層強まりました。

そんな中、ありがたいことに夏休みに入ってからも新しくお問合せを頂いている状況が続いています。「面倒見が良いと聞きました」「夏期講習を受けてみたい」、このようなお声は私達にとって大きな励みになります。

そこで!

今回はこの夏お問合せのあった方から頂いた質問とそれに対する私達の考え・回答を、2回に渡ってご紹介します。

「その1」は塾選びについて、「その2」は勉強のやり方・声のかけ方についてです。

今まさに塾をお考えの方、夏期講習をお考えの方は是非参考にしてください。それではどうぞ!

 

Q.塾に通ったら成績は上がりますか?

A.残念ながら「塾に通っただけ」では成績は上がりません。

もちろん私達スタッフは全力で指導にあたりますが、ダンベルを買っただけで筋力はアップしないのと同様に塾に通っただけでは成績はアップしません。

宿題を溜め込まずにやる、毎回の授業を集中して受ける、居残りや補習も頑張ってやり通す…このような「負荷」をかけることで初めて成績は上がります。

最も避けなければならないのは「塾に通っていること」に安心して普段の勉強を怠ってしまうことです。

ですから、私達は最初の面談時に「一番頑張らなければならないのは生徒本人であること」「勉強には魔法も抜け道も無いこと」を本人によくよく伝えています。

 

Q.友達が通っている塾に通おうと思っているのですが。

A.とても良いことだと思います。

但し、気を付けなければならないことが2つあります。1つは「塾に通う目的を忘れないこと」です。

どれだけ仲が良くても塾は友達と「ダベる」場ではありません。ここを履き違えると、切磋琢磨し合えるはずのライバルが足を引っ張り合う存在に変わりお互いが不幸になってしまいます。

もう1つは「それでも事前に体験授業を受けること」です。

友達が通っている=必ずしも「あなた」に合うとは限りません。必ず体験授業を受けて本当に自分に合っているかどうかをしっかりと見極めることが大切です。

 

Q.個別と集団、どっちの方が良いですか?

A.個別には個別の良さ、集団には集団の良さがあるため一概に「どっちが良い」と決めることはできません。

例えば「人と比べられるのは嫌だ」「質問しやすい環境で勉強したい」という子は個別の方が適していますし、「周りと競い合いたい」「積極的に発言ができる」という子は集団の方が適しています。

それぞれのメリット・デメリットを踏まえた上で、「どっちの方が合っているか」

この視点で考えられることをお勧めします。

 

Q.塾はいつ頃から通うべきですか?

A.本人が「塾に行きたい」と必要性を感じた時がそのタイミングだと思います。保護者の方やご家族の発破がけももちろん大事ですが、周囲の「焦り」をよそに本人だけがのんびりしている…このような状況をよく耳にします。

そして当然のことながら本人にその気が無ければ個別塾、集団塾、家庭教師、通信教材を問わず成果は出てきません。ですから、「友達が皆通い始めたからそろそろ」や「もう◯年生だからそろそろ」という漠然とした理由で通うのもお勧めできません。

しかしこのような話題は家族同士で話し合うのは難しい部分があると思います。

そんな時は是非私達を利用してください。私達のような第三者からの言葉の方がすんなりと耳に入ることは決して珍しいことではありません。

本人の考えや本音を聞き出し、塾に通うべきタイミングは本当に今なのか。今じゃなければいつなのかをアドバイスさせて頂きます。

 

Q.まずは通信教材から始めようと思うのですが。

A.通信教材はあまり費用がかからず敷居が低いため「始めやすい」という利点があります。

しかし気を付けるべきなのは「始める」のは簡単だけど「続ける」のは難しいということです。

アップステーションに来る方の中にも「最初は通信教材から始めてみたんですが結局続かず、教材だけ送られる状態になってしまったのでやめました」という方が少なくありません。

講師が直接指導を入れる訳ではありませんので、続けられるかどうか、ためになるかどうかは本人の自主性にかかっています。

それでもやりたいんだ!という本人の強い意志を確認できた時点で始めるべきだと考えます。

 

Q.何の科目を受講すれば良いでしょうか?

A.もし受講科目がはっきり決まっていない場合は、数学・英語をお勧めします。なぜならこの2科目は「積み上げ型」だからです。

例えば中学2年生の数学で「一次関数」という単元を習います。これは1年生で習う「比例・反比例」、さらにさかのぼると「一次方程式」や「正負の数」ができていないと解けません。

「過去」の内容ができるようになって初めて「今」やっているところが理解できる。これが「積み上げ型」です。ケーキのスポンジ部分がしっかりと安定していなければクリームもイチゴも乗っからないのと似ています。

同時に、数・英は「自分一人の力では中々上げづらい」という特徴を持っています。「自分は一体どこからつまずいているのか」、「どこがグラついているのか」が分からないまま「今」に至っていることが往々にしてあるからです。まずはこの2科目の穴ぼこを早急に見つけ出し、得意科目にしていきましょう。

 

 

「その2」では「勉強のやり方・声のかけ方」についてのお問合せと私達の回答をお伝えしていきます。

どうぞご覧になってください!

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