嫌がらずに通えることの重要性

「社会の先生は好きだから社会が好きになった」

「数学の先生は嫌いだから数学が嫌いになった」

こんな経験ありませんか?

大人から見れば「そんな些細なことで…」と思えてしまうことでも、

子どもたちにとって「相性」というのはそれ程大きな影響力を持っています。

どんなに分かりやすく教えることができても

どんなに高価な教材を使っても

生徒本人が「なんか合わない」「なんか嫌だ」と感じていてはせっかく入った塾も長続きしません。

だからこそアップステーションでは生徒との相性に細心の注意を払い、

「数学は嫌いだけどこの先生とだったら頑張れそう!」

「今日は疲れてるけど塾には行きたい!」

そんな関係性の構築に努めています。

私たちが行っている取り組み、そしてご家庭でもできることを少しだけご紹介したいと思います。

「過程」を褒める指導法

私たちが普段の授業で大切にしているのは「過程にスポットライトを当てること」です。

例えば確認テストで100点が取れた時は…

「100点すごいね!おめでとう!」と結果だけに触れるのではなく

「今週は宿題もちゃんとやってきてたし、自習にも来てたもんね!」と過程(その子がそれまで頑張ってきたこと)にこそ注目して褒めることを意識しています。

過程を褒めることには2つのメリットが隠されています

①「自分の頑張りをちゃんと見てくれていたんだ」という安心感を与えることができる

②「次も結果を出さなきゃ…」という無用なプレッシャーを与えず、実力を発揮しやすい環境が整えられる

もう1つ、過程を褒めるに関連して行っているのが「自己比較」です。

他者比較は絶対NG!自己比較は効果バツグン!

「この前のテスト、あの子は90点だったって。それに比べてあなたはどうなの!?」

生徒のモチベーションをアップする上で絶対にやってはいけないこと、それがこの「他者比較」です。

周りの子と比べて自分が今どの位置にいるかは、口には出さずとも生徒自身が一番よく分かっていることです。

分かり切っていることを改めて指摘されてはやる気を損ねてしまうのも無理はありません。

そこで効果を発揮するのが「自己比較」です。

「先週の確認テストは70点だったけど今回は100点取れたね!」

「入塾したばかりの頃は遅刻や忘れ物も多かったけど最近はしなくなったね!」

このように過去の自分と比較し成長を実感させるテクニックです。

生徒たちは日々周りを意識しながら、周りと比べられながら生活しています。

成績、部活での実績、友達の数、勉強時間…

そんな中にいると「自分がどれだけ成長できたか」に意外と気付いていないケースがとても多いです。

だからこそ、

「他の子と比べることも大事だけど、自分がどれだけやったかを振り返ってみることも大事だよ」

と気付かせてあげることが大切です。中には自己比較をしたことで一気にやる気に火が付いた子もいる程効果的な手法です。

ご家庭でできること…「関心」を持つこと

小学校高学年~中学生になるにつれて学習内容の難易度がどんどん上がり、「家でお父さん・お母さんが教えてあげる」ということが難しくなってきます。

しかしどんなに勉強が難しくなってもご家庭でフォローできることがあります。それが「関心」です。

関心を持つと言っても特別なテクニックを要するものではありません。

「今数学ではどんなことやってるの?」

「今一番好きな科目は何?」

こんな具合で聞いてあげるだけで十分です。

勉強以外にも

「最近見た動画で何がおもしろかった?」

「今ハマってるのは何のゲーム?」

など色々な分野に応用できます。

私たちも授業の冒頭や途中疲れが見えてきた時などはこのようなアプローチを取り入れています。

周りの大人が関心を持つことで、「自分のことを気にかけてくれているんだ」という安心感が必ず伝わります。

その安心感は信頼に変わり、やがて「この人とだったら頑張れる」「この人の言うことは聞いてみよう」という関係を構築します。そしてこのような接し方ができるのも1:2個別指導ならではの強みなのです。

私たちは今日もアップステーション式やる気アップ術を通して「嫌がらず通える塾」「前向きになれる塾」を実現しているのです。