令和2年度 埼玉県公立高校入試を振り返って ~英数国 編~

令和2年度の埼玉県公立入試が終わって,約1カ月がたちました。

ちょうど,「コロナウイルスによる,学校の登校停止」が発表されたのも,この日でしたね。

あのときから,コロナの影響はまだまだ続いております。早く収束に向かってほしいですね。

今回は,埼玉県の公立入試を振り返りをしていきたいと思います。

【国語】

大問1 小説(26点)

大問2 語彙・文法など知識問題(24点)

大問3 説明文(26点)

大問4 古典(12点)

大問5 作文(12点)

大問の形式は昨年度と変更はありませんでしたが,配点と大問5の作文に大きな変化がありました。

★作文の配点→16点から12点に減少

減った分の4点に関しては,大問1と3が25点→26点,大問2が1問増えて22点→24点になりました。

★作文の注意点(1)(2)で変化

(1)で「二段落構成」の指示が追加

(2)で,記述する行数の変化(全体として2行減少)

また,全体で記述説明をしなければならない問題が

大問1 11点,大問2 13点,大問5 3点 の合計27点分あり,記述力が問われる入試問題でした。

【数学】

大問1 小問集合 65点

大問2 作図・証明 11点

大問3 相似 9点

大問4 関数 15点

形式,難易度ともに大きな変化がありました。

★大問1の小問が11題から16題に増え,50点→65点に増加

問題の難易度も基本的な問題がほとんどで,多くの生徒がここで点数を稼ぐことができたと思います。

★大問2の作図・証明が基本レベル

埼玉県の作図の問題は,難易度が高い問題が出題されていましたが,今年は教科書レベルでした。

作図も学校選択問題が始まってからは,難易度が下がっており, ここ数年は教科書レベルの出題が続いています。

 

大問3と4も(1)は基本問題なので,今年の入試は本当に点数が取りやすい問題だったと思います。

例年,平均点が40点代が続いていましたが,今年は大きく平均点が上がると思います。

【英語】

大問1 リスニング 28点

大問2 単語問題 12点

大問3 読解問題(文章形式) 18点

大問4 読解問題(会話&文章形式) 30点

大問5 読解問題(文章形式)+英作文 12点

大問4までは大きな変化はありませんでしたが,大問5で大きな変化がありました。それは「英作文」の出題形式でした。

★英作文の配点・形式の変化

例年は,大問5 英作文 10点 でしたが,今年は読解問題の中で出題される形になり,配点が 10点→6点,分量も 5文以上→3文以上 に減少。

その分,読解の量が増えました。今後も,読解力が重要になる入試問題が続きそうです。

 

 

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