何のために大学に行くのか~大学に行く5つの目的・前編~

指定校推薦で第一志望校合格を果たした高3 S.Aさん

2022年度アップステーションの取り組みの一つが「高等部の強化」です!

今回はその一環として「何のために大学に行くのか」…アップステーションが考える「大学に行く目的」を分かりやすくご紹介していきたいと思います!

大学生でしか得られない経験を得るため

アップステーションが考える「大学に行く目的」

 

それはズバリ、

 

大学生でしか得られない経験を得るためです!

 

受験生たちは何のために受験勉強を頑張っているのか…

私たちもなぜ志望校への合格を目指して指導にあたっているのか…

 

その答えもやはり

 

「大学生でしか得られない経験」を得るためです。

 

では「大学生でしか得られない経験」とは一体何なのか?

 

様々な答えが見つかると思いますが、今回のブログでは私たちが「これだ!」と考えるものを5つに絞り、前編・後編に分けてご紹介していきます。

高校生はもちろん、中学生や保護者の方にも今のうちから知ってもらいたい情報です。どうぞ最後までご覧ください。

大学生でしか得られない経験① 自由に学べる

大学ではオリジナルの時間割を作ることが可能です

大学では理系科目(数学や理科)が好きな人は理系の勉強を、文系科目(国語や社会)が好きな人は文系の勉強を専門的に学べます。

小・中学校では学校から配られる時間割表に沿って授業が行われますね。ですから

「私は理科が苦手だから理科の授業は受けたくない!」

「国語が好きだから国語の授業を増やしてほしい!」

と思っても実現できません。

しかしそんな要望が思い通りになってしまうのが大学です。

高校でも「文系コース」「理系コース」と分かれる場合がほとんどですが、その色がより濃くなるイメージです。大学では時間割そのものを自分で作成できるため、

「1時間目から5時間目までずっと国語!」

「水曜日は朝ゆっくりしたいから午後から授業!」

そんな理想のプランが組めるのです。まさに夢のようですね!

 

但し注意点があります。

それは「卒業できるかどうかも自分次第」ということ。

 

例えば「日本史」の授業を取ったら「2単位」、体育の授業は「1単位」…のように大学の授業には「単位」が設けられており、テスト結果やレポート提出によって単位を「取れたか」「落としたか」が決まります。

小・中学校は自動的に1年生→2年生→3年生と学年が上がっていきますね。高校もよっぽどのことがない限り留年になることはありません。

しかし大学では「1年生のうちに24単位取っておくこと」「卒業までに130単位取っておくこと」のように明確な条件が設定されており、これらをクリアしなければ進級・卒業することはできません。

加えて、「君はまだ10単位しか取ってないからそろそろまずいよ」「次欠席したら単位取れないよ」と注意をしてくれる先生も大学にはいません。大学の先生(教授)は「学びたい人だけ来ればいい」「やりたくなければ来なくていい」というスタンスで授業(講義)を行います。

つまり、自分の好きなように時間割を組める代わりに単位を取ろうと落とそうと、出席しようとサボろうと、卒業しようと留年しようと…全て自分次第なのです。

大学生でしか得られない経験② 全国区の出会い

アップステーションでも学生講師さん同士の出会いが数多くあります

「大学生じゃなくても出会いはあるじゃないか」と言われればその通りですが、大学時代に経験する出会いは小中高と比べ「幅」が一気に広がります。

小学生の頃を思い出してください。

当時のクラスメイトは近所に住む同い年の子だったはずです。小学3年生のクラスには8~9歳の子しかいません。

中学校に上がると3~4つの小学校から集まるためその輪が少し広がります。

更に高校では違う市町村に住む子や県をまたぐ子もいるためもう一段回広がります。

では大学はどうか…

その輪が一気に全国まで広がります!

例えばアップステーションには毎年「日東駒専」(にっとうこません:日本大学・東洋大学・駒沢大学・専修大学のこと)を目指し頑張っている高3生がいますが、大学に通ってからの話を聞くと

「隣の席の子が秋田出身だった!」

「サークルに北海道の子と沖縄の子がいる!」

といったエピソードをよく出てきます。

大学は留学生や国際系のサークルも多いため「全国」ではなく「全世界」の方が正しいかもしれませんね。

更に「社会人」や「浪人」の方も入学されるため年齢層もバラバラです。

自分のクラスに40歳の大人がいる・カナダ人もオーストラリア人もドイツ人もいる…そんな光景が大学では日常茶飯事です。

 

…ってことは?

…つまり?

 

そう。

 

大学受験では全国のライバルと戦わなければならない!ということです。

たとえ高校内で良い成績を取っていたとしてもそれは「自分が通う高校」に限った話であって、井の中の蛙になってしまっては要注意です。

「あなたが行きたい大学」には東京からも新潟からも大阪からも福岡からも…日本全国津々浦々から受験者が集まります。

加えて1年多く勉強した浪人生や社会人(大人)も同じ土俵に上がるため、大学受験=異種格闘技戦とも言えるでしょう。

高校ではトップ10の成績だったけどいざ全国模試を受けてみたらDランク(合格圏外)だった…なんていう話も珍しくありません。

逆に言えばそのような厳しい受験を乗り越えたからこそ、入学後は全国の人と出会える貴重な経験が得られるのです。

これは高卒ですぐ就職した場合には中々得られない、まさに大学生ならではの経験と言えるでしょう。

大学生でしか得られない経験③ アルバイト

アップステーション4教室の塾長たちは全員アルバイト講師でした

これまた「大学生じゃなくてもバイトはできるでしょ」というツッコミを食らってしまいそうですが、

例えばスターバックスやマクドナルドには大学生のアルバイトの方がたくさん働いていますね。

年齢制限や縛りがあるわけではないものの、実社会においては「大学生のアルバイト」である方が採用されやすい・馴染みやすい・活躍しやすい環境があるのは事実です。

だから、というわけではありませんが、私たちも「大学に行ったらアルバイトも頑張ってね」と伝えています。

それは、働くことで「世の中の動き」を垣間見ることができ、「お金を稼ぐことの大変さ」を経験できるからです。

例えばコンビニで働くと

「コンビニの商品っていつもこの時間に届くんだ…」

「毎日こんなにたくさんの廃棄が出るのか…」

「肉まんはこうやって作られているのか…」

「ドリンクコーナーの裏側ってこんなでかい冷蔵室になってるんだ…」

等、普段の生活では知り得ない裏側を見ることができます。

そして1万円を稼ぐことがどれだけ大変なことか・お客さんを喜ばせることがいかに難しいかを実感することができます。

これらは大学の講義では決して習得できないリアルな知識です。

加えて、アルバイトでの経験が将来の就職に繋がるケースも少なくありません。

何を隠そうアップステーションの塾長たちは皆元々アルバイト講師として働いていた大学生でした。

学生時代に知り合い、苦楽を共にし、卒業後正社員として登用されたメンバーが今でも同じ仲間として働いています。

もし最初のきっかけが「大学生のアルバイト」でなければ今と同じ結果にはならなかったでしょう。

もちろんアルバイトに精を出すあまり本分の学業が疎かになっては本末転倒ですが、一生懸命働いた経験が将来のライフワークに繋がる場合もあるのです。

今回のまとめ

★大学に行く目的=大学生でしか得られない経験を得るため

★大学生でしか得られない経験① 自由に学べる

・自分の好きなように時間割を組める

・卒業する/しないも自分次第

★大学生でしか得られない経験② 全国区の出会い

・様々な人が集まるため出会いの幅が一気に広がる

・大学受験では日本全国の受験生がライバルに

★大学生でしか得られない経験③ アルバイト

・アルバイトも頑張ることで世の中の動きが見えお金を稼ぐことの大変さを経験できる

・アルバイトの経験が将来のライフワークに繋がることも

 

残り2つは次回のブログで公開します!どうぞお楽しみに!

 

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