高校生の勉強スタイル 塾か予備校か

塾を選ぶ際の主な選択として、「個別」か「集団」かが挙げられます。

高校生になると、その選択が「塾」か「予備校」かに大別されます。

今回のブログでは、充実した高校3年間が送れるかどうかを左右する「塾」と「予備校」の違いについてご紹介していきたいと思います。

是非、高校に入った後の勉強の仕方の参考にしてください。

 

塾と予備校の違い① 指導の仕方

塾と予備校のいちばんの違いは指導の仕方です。

一般的に予備校は「講義」、塾は「授業」と言います。この違いは講師と生徒の関係性にあります。

 

予備校は「講義」

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予備校の講義は大教室で行われるのが一般的です。

「講義」は講師の説明が基本です。100人規模の大教室の前に講師が立ち、予め定められたカリキュラムに沿って説明が進められます。

予備校のカリキュラムは基本的に大学受験対策用のカリキュラムのため、目指す大学別にクラス分けがされています(東大京大コース・難関私立コース・日東駒専コース等)

大人数に対して一斉指導を行うので進度を重視する必要があり、例えば生徒を指して答えさせるということはほとんどありません。生徒側も講師の話を「聴く」ことが求められます。

 

塾は「授業」

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個別指導塾では主に学校のサポートを行っています。

一方、「授業」は実際に生徒に答えさせたり、時間をとって演習問題を解かせたりします。講師と生徒の間で会話のキャッチボールをしながら進めていくのが授業です。

塾の中でも、集団塾の多くは「高校部」を設けていないところが多いです。

なぜなら高校生になるとその学校ごとに使う教科書や進度が全て異なるため、集団塾では「高校の内容に沿った指導」をすることが不可能だからです。集団塾という指導形態は、義務教育でカリキュラムが全員一律同じである小・中学生に限り成り立つ形態なのです。

ですから高校生で「塾」に通うとなると、必然的に個別指導塾という選択肢が挙げられるのです。

アップステーションでは…

 

アップステーションは「塾」ですので後者にあたります。

現在アップステーションには約60名の高校生が通っており、その多くは「高校の勉強にちゃんとついていけるようになりたい」という意識を持っています。

高校部も小・中と同じく「1:2個別指導」のスタイルで授業を行っていますので学校で使っている教科書やワークをそのまま塾に持ってきて分からない所を教わったり先取りをしたりすることが可能です。また、「今まで通っていた集団塾には高校部が無い」という子の受け入れ体制も整っています。

 

塾と予備校の違い② カリキュラム

予備校の目的は「試験に備える」ことです。

試験とは大学受験や専門性の高い(公務員試験や司法試験などの)試験を指します。各種試験に備えるための対策授業を行う、1つの学校ととらえると分かりやすいかもしれません。ですからあらかじめカリキュラムは決まっており、それにそって講義が進められていきます。

そうすると、実は自分に必要のない講義を受けなければならなかったり、逆に理解が不十分なまま終わってしまったりということも考えられます。 

一方、塾は「学校の補助」が第一の目的です。基本的には学校の復習・予習がメインとなります。通っている学校の進度や難易度に合わせてカリキュラムを作成し、突発的な課題や緊急で提出しなければならない課題へのサポートも行うことができます。

アップステーションでは…

高校部も「1:2個別指導」のスタイルで授業を行っていますので、その生徒に合わせたカリキュラムを組むことが可能です。

現在、「英語は得意だからどんどん先取りをしていきたい。逆に苦手な数学は学校の補習をしてほしい」という高校1年生の生徒がいます。この子は英語の授業では既にセンター試験の過去問を取り入れており、数学の授業では学校の教科書を使ってその日に行われた授業の補習をしています。

このように、生徒本人に必要なところだけを取り入れ不要なところは削除し、「無理」と「無駄」の無い授業を受けられるのは個別指導塾以外にはありません。これは集団塾では絶対にできないことなのです。

 

塾と予備校の違い③ 費用

予備校の場合そのコースによって費用は異なりますが、一般的には年間およそ40万~100万円の月謝がかかります。

ここまで大きく差が開くのは志望する大学の受験科目がそれぞれ異なるからです。例えば国公立の場合は5教科の対策が必須ですが、私立大学の中には英・数のみで受験できるところもたくさんあります。

アップステーションでは…

例えば週2回(英・数)で通われた場合、年間でかかる月謝はおよそ33万円です。

予備校は大教室で講義を行う集団形式、アップステーションは講師1人に対して生徒2人までの完全個別指導形式ということを考えても、経済負担はかなり軽減できるということが分かると思います。

 

まとめ

・予備校の指導は「講義」。集団で一斉指導を行います。大学受験に特化したもう1つの学校のような場所です。

・塾の指導は「授業」。高校の補習や先取りをメインに行います。高校は学校ごとに教材やカリキュラムが異なるため、塾を探す場合は必然的に個別指導塾が挙げられます。

・アップステーションの高校部では、その子が通う高校の授業に合わせて授業を行っています。予備校よりも低い月謝で1:2の個別指導が受けられます。

塾と予備校の特長をよく把握したうえで、最善の選択をしていただけたらと思います。

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