講師インタビュー#2 白岡校・石田先生

今回は白岡校で活躍する石田先生(写真 右)に行ったインタビューをご紹介します。どうぞご覧ください!

 

~変わらない場所があることの大切さ~

白岡校 石田先生

☆石田先生プロフィール☆

指導歴:約1年半

主な指導教科:英語

担当生徒数・授業数:14名・週7コマ

 

ー石田先生(以下石田T)今日は宜しくお願いします。まずは改めて、昇級おめでとうございます!鈴木塾長から昇級を伝えられた時はどんな気持ちでしたか?

 

石田T:自分なりに頑張ってきたのでそれが報われた気がしました。

 

ー今回昇級を果たした一番の要因は何だったと思いますか?

 

石田T:やっぱり勉強が苦手な子が多いので、私の授業では自作のプリントを渡したりしています。A4サイズ1枚に、その授業で扱う大事なポイントをまとめたものです。例えば英語の現在完了だったら作り方や意味など。基本的な内容しか書いていませんが、そうやって手書きのプリントを渡してあげると生徒は「分かりやすい」と喜んでくれます。そういうのが良かったのかなと思います。

 

ー自作プリント良いですね!テキストに印刷された文字よりも手書きの方が絶対見てくれますし、何より捨てられないですよね。ちなみに1枚作るのにどれくらいかかるんですか?

 

石田T:大体10分~15分ぐらいです。色は赤・オレンジ・水色の3色までに抑えて、情報量はなるべく少なくシンプルにするようにしています。

石田先生が実際に使っている自作プリント

ーあまり詰め込み過ぎると何が大事なのか分からなくなりますもんね。

他にも普段の授業の中で心掛けていることってありますか?

 

石田T:「何回も言う」は意識しています。英語は理屈よりも響きで教えた方が頭に入りやすい場合がたくさんありますので、大事なことは3回以上繰り返します。

例えば「something cold to drink」は「この場合のto不定詞は形容詞的用法でsomethingを修飾して…」と教えるよりも「something cold to drinkで“何か冷たいもの”」と伝えた方が早いです。高校生にはしっかりと構文や理屈を教える必要がありますが、中学生の場合は「○○的用法」等の難しい言葉はなるべく使わないようにしています。

 

生徒の反応はどうですか?

 

石田T:そうですね。結構頷いてくれます。

 

ー中には「この子本当は理解していないなただ頷いてるだけだな」という怪しい子もいませんか?

 

石田T:います(笑)

 

ーそういう時どんな対応を取ってます?

 

石田T:「頷き方」に注目しています。「本当に理解した時の頷き」と「表面的な頷き」とではやはり違うんですよね。前者は「あ~…」とか「ふんふん…」とか何かしらの発言があるんですけど、後者はそういうのがありません。これが1つの見極め方だと思います。あとは「ちょっと怪しいな」と思ったらすぐ問題を解かせてみます。

 

ーなるほど!生徒の反応を見逃さない個別塾ならではの強みだと思います。

授業中「こういう接し方をすると生徒は喜んでくれるな」と思う方法は何かありますか?

 

石田T:「話を遮らない」ことが大事だと思います。途中で中断せずに最後まで話を聞いてあげることを心掛けています。そういえば、この前高校1年生の生徒から「環境が変わったけど塾は続けていて良かった」という話がありました。私自身もここの生徒だった頃、高校継続をした時に同じことを思いました。私の場合中学で仲の良かった友達は皆別の高校に行って結構孤独だったので、その中でアップステーションという変わらない場所が一つあったのは心強かったです。塾長や先生方に色々な話を聞いてもらっていました。今の生徒たちにとってもそういう安心できる場所でありたいなと思います。

 

ーめちゃくちゃいい話ですね!いやーこの話全中3生に聞かせてあげたい!

逆に「これだけはやってはいけない」と思うNG行動はありますか?

 

石田T:生徒のことを「全否定すること」だと思います。問題を解けなかった時、注意をすることは必要ですが、「こんなのもできないの?」「何やってるの?」と人格否定になるのはNGです。分からないから・できないから塾に来てるわけなので。

 

ー本当にその通りですね。生徒と距離が近くなるとつい「ちょっとくらい乱暴な言い方でも大丈夫でしょ」と気を許してしまいがちですが、接客業である以上どんなに仲良くなっても言葉遣いには気を付けなきゃいけないし、生徒との間に薄い壁一枚は残しておくイメージは常に持っておきたいところです。

石田先生は今後どんな講師になりたいと思いますか?

 

石田T:勉強が好きじゃなくても塾に来たくなる。会いたくなる。そんな講師になりたいです。

 

ーまさに「生徒は勉強を教わる以前に講師に会いに来ている」ですね!

それが理想の形だとすると、今の自分は100点満点でいうと何点ぐらいだと思いますか?

 

石田T:うーん。60点ぐらいですかね。

 

ー辛口評価ですね!(笑)どうしたら残りの40点分を伸ばせると思いますか?

 

石田T:できなかったところを指摘するのではなく「できたところに目を向ける」こと。そして「前回からの推移を見てあげること」で少しずつ「塾に来るのが楽しい」と思ってもらえるようになると思います。例えばスペルミスとかピリオドの付け忘れとかのケアレスミスをよくしてしまう子がミスなくできたときは必ず褒めるようにしています。そういう小さな成長を見逃さないことをこれからも意識していきたいです。

 

ーそういうところに気付けるのも個別ならではですよね。

石田先生が普段の授業でよく使う教材やツールって何かありますか?

 

石田T:自作のプリント以外だと「並べ替え」の構文プリントはよく使います。英語が苦手な子でも知らない単語があっても「並べ替え」だったら結構できちゃうんですよね。「できた」「解けた」という実感を与えられるのでよく使っています。

 

ー確かに。並べ替えは「響きで覚える」というやり方にもマッチしてますよね。

石田先生にとって、この仕事を通してお金以外に得られたものって何だと思いますか?

 

石田T:初対面の人とのコミュニケーションスキルは上がったと思います。大学で初めて会う人とでも物怖じせず話せるようになりましたし、会話も途切れてしまうこともなくなりました。あとは、対応力というか、一度に複数のことをやる能力が身に付いたと思います。

 

ー将来どの仕事に就いても役立つ能力ですね!

では最後に、一緒に働く講師の方へメッセージをお願いします!

 

石田T:いまだにコロナやリモートと落ち着かない状況が続いていますが、こういう時だからこそ「変わらない場所」はとても大きな意味を持つと思います。皆さんと一緒に、ここをそういう場所にしていきたいと思います。

 

石田先生、今日はどうもありがとうございました!

 

 

☆次回は戸田公園校・立石先生のインタビューをご紹介します!