講師インタビュー#1 川口元郷校・大橋先生

「アップステーションにはどんな講師がいるんだろう?」

「どんな教え方をしているんだろう?」

 

塾を探している方にとって「講師」は大きな関心事の一つです。

そこで!今回アップステーションでは4名の講師の方々へインタビューを行いました!

この4名は今年の夏見事「昇級」を果たした講師たちです。

 

アップステーションには昇級制度があり、対象者は生徒アンケート・保護者アンケートの結果により選出されます。今回ご紹介するインタビュー記事はその時に行ったものです。

 

普段どんな思いで授業に臨んでいるのか…

どういう点に気を付けて指導にあたっているのか…

全4回にわたり余すところなくお伝えしていきます!

 

本日最初にご紹介するのは川口元郷校に勤務する大橋先生(写真 右)です!それではどうぞご覧ください!

 

~「やらせよう」ではなく「楽しませよう」~

川口元郷校 大橋先生

☆大橋先生プロフィール☆

指導歴:約1年半

主な指導教科:国語・英語・社会

担当生徒数・授業数:14名・週7コマ

 

―大橋先生(以下大橋T)、まずは昇級おめでとうございます!昇級を伝えられたときの気持ちはどうでしたか?

 

大橋T:率直に嬉しかったです。今までやってきたことが報われた気がしました。

 

ー昇級という成果が出た一番の要因は何だったと思いますか?

 

大橋T:私は生徒に「やらせよう」ではなく「楽しませよう」という気持ちを持って授業に臨んでいます。その姿勢が評価されたのかなと思います。

 

ー「やらせよう」ではなく「楽しませよう」…早速名言が出ましたね!

具体的にどんなことを行っていますか?

 

大橋T:勉強は辛いものですが、やっていて苦にならないようにする。そのためにはやはりコミュニケーションが欠かせません。生徒が好きなもの・今はまっているものには常にアンテナを張っています。

 

ーどんな話題で盛り上がることが多いですか?

 

大橋T:男子はゲームの話、女子は部活の話が多いですね。どんな話題にもある程度合わせられるよう普段からゲームや漫画の情報は意識して集めるようにしています(笑)

 

ーさすが熱心な大橋先生ですね!

大橋先生が普段の授業で気を付けていることは何ですか?

 

大橋T:生徒を待たせないことは特に気を付けています。相川塾長からも口酸っぱく言われています(笑)

待ち時間を作らせないために、どれだけ指導に熱が入っても両サイドの生徒を必ず見ること、予めプリントを刷っておくこと、大まかな授業の流れをシミュレーションしておくこと…といった事前準備は欠かさず行っています。

 

ー確かに、一分一秒に月謝が発生していますもんね。

逆に「これだけはやってはいけない!」と思うNG行動はありますか?

 

大橋T:まずは言葉遣いが過激になってしまうこと。例えば歴史の授業で戦争のことを扱う時は過激な表現になってしまいがちなので、そういう時は「教科書に載っている言葉」を使うように意識しています。

次にプライベートな話にこちらから踏み込んでしまうこと。趣味の話や部活の話はどんどん聞いても良いと思いますが、家族のこととか友達との人間関係の話題はこちらからは踏み込まないようにしています。生徒側から話が出た時はもちろん聞くようにしています。

あと、目線を合わせないこと。これは結構NGだと思います。もちろん授業中ずっと相手の目を凝視するのは逆効果ですが(笑)、「これだけは絶対覚えて欲しい!」という大事なポイントを伝える時は、必ず相手の目を見るようにしています。同じ言葉を使っても伝わり方・頷き方がやっぱり違います。

 

ーなるほど、とても大事なことですね。

他にも心掛けていることはありますか?

 

大橋T:さっきの話と被るかもですが、生徒の好きなことに関心を示すことは意識しています。もし共通の話題が見つからなくても「知らないからこそ色々聞ける」のだと思います。私が担当しているある生徒の趣味が「裁縫」だったんですが、全くノータッチな分野でした(笑)でもだからこそ「どんな縫い方があるの?」「何でやろうと思ったの?」とナチュラルに聞けました。そうやって情報を仕入れたら、次回は自分から裁縫の話題を振ることができるようになります。そういうやり取りは大事にしていますね。

 

ー確かに、生徒・講師という関係を問わず自分の好きなことに関心を持ってくれたら嬉しいものですよね!

 

大橋T:それに関連して、共感をすることも大事な接し方だと思います。例えば少しでもできるようになったところ見逃さず「良かったね!」「頑張ったね!」と言葉をかけてあげる。そうするとどんな生徒でも目元は笑ってくれます。笑顔になるまではいかなくても雰囲気は間違いなく良くなるんですよね。

 

ー子供も大人も共感されて嬉しくない人はいないですもんね。

 

大橋T:はい。あとは、その時の状況に応じて臨機応変に対応することも意識しています。雑談の中で生徒のその日の調子を見定めて、「疲れてるな」「まだ気持ち上がってないな」と感じたらコミュニケーションの時間を多めに取っています。もちろんそれで授業のペースが遅くなるのは問題ですが、気持ちが沈んだまま無理矢理進めるよりも、一旦勉強から離して再度向かわせた方が結果的に効率が良いです。

 

ーなるほど。そうやって生徒のその日の調子に合わせられるのは個別指導ならではの強みですね!

大橋先生は今後どんな講師になりたいと思いますか?

 

大橋T:今の自分の形(やらせる<楽しませる)が「なりたい講師の形」になりつつあるので、今後はこれをさらに深めていきたいです。生徒が「勉強は楽しい」と心から思えれば、周りの大人があれこれ言わなくても自分から動けるようになります。生徒たちをその状態に持っていくのが理想形ですね。

 

ー自ら考え行動できるようになる…まさにアップステーションが目指すところですね!

とは言え色々と苦労も多いのが講師の仕事だと思いますが、この仕事の喜びややりがいってどんなところにあると思いますか?

 

大橋T:やっぱり教えたことがテストの点数や結果に出た時は嬉しいです。また、講師の仕事は教えることで実は自分が教わっている部分もたくさんあると感じています。それは勉強面だけではなくて。生徒とのコミュニケーションを通して最近の流行りや今の学校の事情が分かりますし、そうやって勉強意外の知識を増やしていけるのもこの仕事のやりがいかなと思います。

 

ー逆に難しい・大変と感じるのはどんなところですか?

 

大橋T:暗記系の勉強は本人にやってもらうしかないのでこちらが何かするのは難しいなと感じます。英単語とか社会の年号とか。文章題や応用題は「教えがい」や「教えよう」がありますけど暗記にはそれがありません。強いてあげるとすれば「自分は中学の時こういう風に覚えてたよ」と実体験を伝えるぐらいでしょうか。だからこそ講師との信頼関係が大事になると思います。「この先生の言うことだったら間違いない」「この先生が大事っていうんだったら本当に大事なんだろう」…そういう関係をいかに作っていけるかですね。

 

ー確かにその通りですね。同じ教材を使って同じ言葉を使って教えても伝わり方が全然違う。どうやって教えるかももちろん大事ですけど、人間対人間の仕事である以上「誰に教わるか」…一番大事なのはここなんですよね。

普段の授業で重宝している教材やツールは何かありますか?

 

大橋T:授業中メインで使っている「ワーク」です。教科書よりはるかに分かりやすいので、あれさえしっかりやり込めば十分という感じです。

 

ーあのワークはめちゃくちゃ便利ですよね!自分が中学生の時あれを使ってたら成績違ってただろうな…と思っちゃいます(笑)

大橋先生にとって、アップステーションとはどんな塾でしょう?

 

大橋T:そうですね。自分は元生徒で小学生の頃から通っているということもあるので…ひと言でいうと「おうち」みたいな場所です(笑)今通っている生徒たちにとっても、カチカチの学習塾という感じではなく「町の相談所」みたいな場所でありたいなと思います。困ったことを何でも話せる場所として利用してもらいたいですね。

 

ー「町の相談所」…いいフレーズですね!今度のチラシに使おうかな(笑)

大橋先生がこの仕事を通して「お金以外に得られたもの」って何ですか?

 

大橋T:「知識」と「コミュ力」だと思います。知識は勉強以外にもその子の好きなことや最近の学校事情なんかも含めて。「へ~今の学校そんな感じなんだ~」と知れるのが楽しいですね。もう一つのコミュ力ですが、これはもうこの仕事をやる前と比べると明らかに人と話せるようになりました。

 

ーそう言ってもらえると私たちも嬉しいです。

では最後に、一緒に働く講師の皆さんへメッセージをお願いします!

 

大橋T:何事にも楽しんで!ということを伝えたいです。どうせやるなら、せっかくやるなら、楽しくやった方が良いに決まってるし、教える側が楽しくしていなければ生徒も楽しくありません。大変な中にも「楽しさ」は絶対見つかります。同じように、生徒の短所ではなく長所を探す、過去の結果ばかりを見るのではなくこれからどうするかを考える。そういう前向きな雰囲気を皆で作っていきたいですね。

 

大橋先生、今日はどうもありがとうございました!

 

 

☆次回は白岡校・石田先生のインタビューをご紹介します!