最後のセンター試験を迎えて…

出典:気象庁HP (https://www.jma.go.jp/jp/yoho/206.html)

 

本日1月18日(土)は「大学入試センター試験」実施日です。

私は新潟出身なので雪は珍しくもないのですが、関東では雪を目にすることは結構珍しい方だと思います。

そんな関東でも、なぜか『センター試験当日には雪が降る』という印象を抱かれている人は多いのではないでしょうか?

実際に2000年~2018年の集計では、東京での降雪率はなんと《21%ということです。これは「平年の1月に降る確率の2倍以上」ということなので、やはり『センター試験=雪』というイメージはあながち間違っていないのかもしれませんね。

そして最後のセンター試験となる今年も、弱いながら雪がぱらつく天気になっています。降雪率の記録が更に更新しそうではありますが、受験生の皆さんは十分気をつけて試験に臨んでほしいと思います!

 

さて、そのセンター試験も今年が最後になります。来年度からは『大学入試共通テスト』と名称・中身が変わる方向で話が進められております。

ただ、その『共通テスト』にはまだまだ問題が山積みのようで… 現高校2年生はもちろん、高1生以下の学年も動向には注意を払っておきたいところです。

 

ではここで、現在取り沙汰されている問題をピックアップしておきたいと思います。

(1)英検などの民間試験導入延期

英語における4技能(聞く、読む、話す、書く)のうち、特に「話す」という分野においては、数十万人が一斉に試験を行う現行のスタイルで試験を行うことに無理があるため、外部である民間試験での結果を受験に反映させる、というのが当初の予定でした。

しかし、民間試験導入が白紙に戻ってしまったため、当面は今まで同様の試験内容で進められることになりそうです。「1年間の検討期間を設けて議論を進めていく」とのことですが、不透明な状況が続くため不安は残りますね…

 

(2)国語・数学の記述式問題導入の見送り

思考力・判断力・表現力の強化を目的とした「記述式問題」の導入を国・数にて盛り込む予定でしたが、こちらも白紙に戻る形になってしまいました。現行のマークシート形式とは異なり、採点の難しさが取り止め要因の1つになったわけですが、この点は導入を決めた段階で織り込んでいかなければならなかった問題だろうと残念(もしくは当然!?)に思いました。

 

根幹とも言える、大学入試改革の2本柱が崩れてしまったわけですから、「何のための改革だったのか…?」と感じた人も少なくなかったのではないでしょうか? 今後どのような推移・決定がされていくのか期待を込めながら見守っていきたいと思います。(情報は随時お伝えしていきたいと思います!)

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