前回のブログに続き、今回は高校生活の実態についてご紹介していきたいと思います。

 

高校生の勉強はなぜ大変なの?

 

 

「高校の勉強は大変」と言われる理由の1つに、「赤点制度」が挙げられます。

高校によりその基準は様々ですが、赤点とは一般的に「平均点の半分以下」の点数を指します。

概ね高校の定期テストは平均点が50点くらいになるように作られているので単純計算すると赤点のラインは「25点」です。これ以下の点数をとってしまうと赤点がつきます。

そして赤点が複数溜まると待っているのが「留年」です。

周りのクラスメイトが2年生に上がるのに自分だけもう一度1年生をやり直すこととなり、当然のことながら部活の試合や大会の出場資格も無効になります。ただし実際は、留年が決まってしまった場合いたたまれなくなりその時点で退学を決める子も少なくありません。

 

では赤点・留年に引っかからないようにするためにはどうすれば良いのでしょうか。もちろん一言で片づけてしまえば「勉強を頑張る」ことなのですが、高校生活にはその中でも特に、絶対に100%の力を出し切って頑張らなければならない極めて大事な時期があります。

それが、入学後3カ月間です。

 

 

入学後3カ月が高校3年間を左右する!

 

2014年夏期講習21

アップステーション恒例イベント「高校継続パーティー」は、 合格直後ではなく最初の3ヶ月を乗り切った後の6月に開催しています。

 

中学校と違い、高校では同じレベルの学力を持った生徒が集まります。

例えば偏差値60と言われる高校には「偏差値58~63の生徒」が入学します。

スタート時はあまり大差が無いのに、卒業時には進学先の大学や進路に大きな差が生じます。果たしてその差は一体どこで生じるのでしょう。答えは、入学後3ヶ月です。

4月…苦労に苦労を重ねて合格を果たし、迎えた入学式。受験のプレッシャーから解放され、新しい世界に胸を躍らせ、誰もが高揚感で舞い上がる気持ちになります。

しかし、その間でも地に足を付けて勉強を続けた子とそうでない子との間には、「1学期の定期テスト」で大きな差が生じます。5月・6月で行われる中間・期末テストです。合格した後でさえも継続的に勉強を続けた子は、やはりここでちゃんと成果を出しています。

 

今年の3月、県立浦和西高校へ見事合格を果たした生徒(現高1生)がいました。彼は受験間近で志望校を「川口北」から「浦和西」へ引き上げ、その上で合格を果たした子です。合格ギリギリの点数でしたが、本人もそれを自覚しており「高校では下の順位からのスタートになるから」という理由で塾を継続し、浮足立たずに春休みも勉強を続けました。具体的な取り組みとしては高校内容の先取り(予習)と春休み課題のサポートです。

迎えた5月の1学期中間テスト…高校生活一発目のテストです。合格ラインギリギリで入学した彼がこのテストで出した成果は、学年3位という素晴らしいものでした。これで確かな手応えと自信を掴み、続く期末テストでも上位をキープすることができたのです。

継続して勉強を続けることの重要性を、改めて教えてくれた出来事でした。

 

もちろんこの生徒のように全員がうまくいくことはありません。しかしもしスタートダッシュに失敗したとしても、そこで「ちょっと浮かれすぎてたな…」と反省できれば期末テストで軌道修正することは十分可能です。

 

ところが……

 

中学校で優秀な成績を収めていた生徒に限って、「最初のつまずき」を深刻に考えない傾向があります。

 

「少しサボっちゃったかな…でも中学の時みたいにまた勉強すれば次はきっと挽回できるだろう…」

 

これが大きな油断です。高校の勉強は中学までと質・量・スピード全てが別物です。中学と同じ「ノリ」で勉強しても、残念ながら何ともなりません。それほどまでに、最初の3カ月に潜む落とし穴は大いのです。

 

塾のスタッフであれば、その落とし穴の存在を間違いなく知っています。そしてそこを回避する術も、迂回できるルートも知っています。

しかし知っていながら、「自立心を育てる」という名目で「とりあえず本人にやらせてみる」「高校生になってからのことはうちでは責任は持てない」と考えている塾が少なくありません。

確かに「自立心を育てる」のも大事です。しかし「自立」と「無謀」は違います。中学の時あれだけ一緒に頑張った塾生が、高校に行ってからついていけなくなり路頭に迷う姿など誰が見たいと思うでしょうか。

だからアップステーションは創業当初から高校部を設けており、合格した後も浮足立たずに高校内容の先取りを行っているのです。最初の3ヶ月を、まずは乗り切るために…

 

 

商業高校・工業高校でも成績は大事なの?

商業高校・工業高校に入学=卒業後は就職というイメージが強いかもしれませんが、現在高卒者の就職率は平均で約60%です。

大卒者と違い、そのほとんどは学校推薦で決まります。学校に寄せられた求人票に対して「成績上位者」から順に就職斡旋することが通例です。

そしてその成績は、高校1年からの通算で算出されます。

大学受験ならば「3年生からでも間に合う」と言う事は可能ですが、就職を希望する場合1年生からの成績がより一層重要です。

アップステーションでは簿記や機械工学を教えることはできません。しかし学校の教科書を使い、その高校のテスト範囲に照準を合わせて数学・英語の対策をすることは可能です。

 「商業系・工業系だから勉強はしなくていいや」とはとても言っていられる状況ではありません。やはり、最初のスタートダッシュが肝心なことに変わりはないのです。

 

 

高校受験の先にあるもの

高校の文化祭にて。 今度は大学進学という目標に向けて頑張っています。

高校の文化祭にて。
今度は大学進学という目標に向けて頑張っています。

 

 

塾に携わる人間がこんなことを言うと反論されてしまうかもしれませんが、私は行く高校の名前で人生が変わるとは思いません。

「どんな高校に行ったか」よりも大事なのは、そこに合格するため「どんな努力をしたか」だと考えます。

極論…たとえ不合格という結果になってしまったとしても、そこに行くための最大限の努力、「もうこれ以上はできない」という努力を重ねた上での不合格であれば、それは合格に負けず劣らず価値のある結果だと考えます。

事実、「手抜きの合格」もあれば「一生懸命やった上での不合格」もあります。

確かに結果だけ見れば前者の方が「イイ」かもしれませんが、「目標に向けて必死に頑張った」という後者の経験は、3年後の大学受験、あるいはその後の人生で必ず大きな糧となって自分に返ってきます。

上位の高校に受かった後手を抜いてしまい下の順位にいるよりも、中・下位の高校で上位をコツコツキープしていた方が結果的に良い大学に行けるというケースは、毎年多くの高3生から聞く話です。

 

高校受験の勉強も大事。

もちろんその結果も大事。

でも、入ってからの勉強、特に最初の3ヶ月も同じように大事だということを、これを読んでいただいた方には覚えてもらいたいと思います。