ちっちゃな目標

10月に入り早くも2学期中間テストを迎える学校が出てきました。アップステーションではただ今「鬼門」と呼ばれる2学期のテストに向けて日々全力で指導にあたっています!

今日はその中から、私達が授業の最初に気を付けている「あること」についてご紹介したいと思います。

 

目標を持つことの大切さ

アップステーションでは授業の最初に「今日の目標」をホワイトボードに掲げ、その上で指導に入っていきます。

ただ何となく・漠然と・時間になったから授業開始・80分経ったら終わり…

というサイクルでは文字通り「何となく」の知識しか身に付きません。

一方、

今日の授業の目標はどこにあるのか・この授業を通してどんなことができるようになるのか・80分後どうなっていれば良いのか…

これらを知った上で授業に臨んだらどうでしょう。使うのは同じテキスト・同じ教材でも身に付き方に大きな差が生まれます。

 

人間はもともと「終わりの見えないもの」が苦手です。例えば鬼コーチ(死語?)から

「俺がいいって言うまでグラウンドを走れ!」

と言われて走るのは苦痛以外の何物でもありません。ランニングのキツさに加えて「いつ終わるんだろう…」というストレスが重くのしかかるからです。

しかし、

「10周走れ!」

だったらどうでしょう。

最初からゴールが分かっているのでこれなら何とか頑張れそうです。どちらも走った距離は同じ10周だったとしても、その時に感じる疲労感やモチベーションが大きく変わってきそうですね。

 

電車が止まってしまった時なんかもそうです。「ただいま安全確認のため停車しております。確認が取れ次第運転を再開します」というあれです。

停車時間はものの5分程度だったとしても、それがやたらと長く感じられたことはありませんか?これもやはり「終わりが見えない」から引き起こされる感情です。

 

だからこそ、私達は授業の最初にまずゴールを見せることを大事にしているのです。

 

ところで、よく「目標意識を持つことは大事だ」という話や記事を見聞きします。しかし(私なんかがまさにその典型なんですが…)目標というのは往々にして長続きしないものですよね。

理由は様々だと思いますが、一番は「壮大すぎる」という点にあると思います。

「禁酒をする!」

「資格を取る!」

「毎日ジムに通う!」

…果たされない目標というのはえてして素晴らしいものばかりです。

 

ではどうすればいいのでしょう。

 

「高さ10mの壁を乗り越えるぞ!」ではハードルが高すぎるので…

 

「やがて10mに届くようにまずは5m…3m…いや2mまで下げてみよう」

 

と、今の力で何とか乗り越えられそうなところにまず「ちっちゃな目標」を設定する。それがクリアできたらもう1段、更にもう1段…と階段を上るように徐々にハードルを上げていき(これをスモールステップと言います)それを繰り返すうちに気付けば10mの高さまで来ていた。

これが目標達成の正しいプロセスなのだと思います。

 

 

勉強もこれと全く同じです。

大きな目標を千切りキャベツのように細かく刻んで、それを1つ1つクリアしていく。そのちっちゃな目標が、このホワイトボードに掲げられたものです。

3ヶ月も4ヶ月も頑張り続けるのは難しい。

でも1ヵ月…1週間…いや1回の授業なら頑張れそうな気がしませんか?

そんな、ちっちゃな目標を掲げてアップステーションでは今日も授業を行っています。

そして!

もしその目標がクリアできなかった場合は…

厳しく居残りジャッジをしています!

「80分経ったら終わり」じゃなく「自分の力でできるまで・目標が達成できるまで」が1回の授業ですからね。

 

2学期はまだまだ先が長く、これからでも挽回するのは決して遅くありません!

今の状況を何とかしたいという方は是非お気軽にお問合せください。

10月に入りハロウィンモードに模様替えした教室でお待ちしています!

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