sun-rize

明けましておめでとうございます。2016年が始まりましたね。本年も宜しくお願いします。今年はこのブログの中で皆さんにとって役立つ情報をどんどん載せていきますので、どうぞご期待ください!

短い冬休みもあっという間に過ぎ去り、各学校では3学期がスタートしました。ここ数週間はまさにノンストップで毎日朝から晩まで冬期講習に奮闘していました。生徒も本気、スタッフも本気。「熱冬最前線」の名に相応しい、本気と本気がぶつかり合うとても熱のこもった冬期講習でした。その模様はフェイスブックのページで紹介していますので是非ご覧になってください。

さて、私立高校の受験日が約2週間後に迫り、大学入試のセンター試験もあと10日弱となりました。今年の春、自分がどこの高校・大学に進学しているかが残りの数ヶ月間で決まります。そのため、この時期になるとどの塾でもやはり「受験生への指導」に意識と熱意が傾いてしまいがちです。

schoolもちろんそれは大事なことですが、「春から生活が一変する」という点においては新中学1年生、つまり今の「小学6年生」にも全く同じことが言えます。中学受験をする・しないに関わらず、小学6年生も中学進学という人生の大きなイベントを必ず迎えます。特に公立中学校に進学する子は受験もないのであまり実感が湧いていないかもしれませんが、中学校に上がってから「え?そうだったの?」と焦ってしまうことのないよう今のうちから是非知っておいていただきたい情報を今回はご紹介しようと思います。小学6年生のご家庭にとっては一見の価値あり!です。

 

 

まずはこちらの表をご覧ください。

小学校と中学校の違いについてまとめたものです。今回はこの3つに絞って紹介していきたいと思います。

  小学校 中学校
先生 担任制 教科担任制
通学範囲 狭い 広い
勉強内容 具体的 抽象的

 

小学校と中学校の違い①

「担任制」から「教科担任制」へ

 最初の違いとして、まず「先生」の違いが挙げられます。

小学校では原則担任の先生が複数の教科を見ますから、「一人の先生」と過ごす時間が長く、先生側も教室や児童の様子を把握しやすいという利点があります。
しかし中学校は「教科担任制」のため授業の度に先生がコロコロ変わることになります。数学は田中先生、英語は小林先生、理科は佐藤先生…。1日5~6人の先生から教わるということも珍しくありません。

すると先生によって授業の進め方、黒板の書き方、宿題の出し方、教室の雰囲気の作り方、ひいてはテストの作り方や採点方法まで「差」が生じてきます。中学校ではより専門的な指導を要するためこの教科担任制がしかれていますが、それと同時に生徒との人間関係が構築しづらいという難点も抱えているのです。人見知りの子や環境に順応するのが苦手な子にとってはこれだけで大きな負担となってしまうこともあります。

 

 

 小学校と中学校の違い②

通学範囲が広くなる

 次に通学範囲も大きく異なります。これは異なるというよりも「広くなる」と言った方が適切でしょう。

一般的に、1つの中学校には3~4つの小学校の卒業生が集まります。よく言えば「新しい友達がたくさん作れる」ですが、裏を返せば「交友関係を新たに構築しなければならない」とも言えます。もし自分の出身校の生徒が少なく、他の小学校から上がってきた子同士ですでにグループが出来上がっている…こんな場合、1学期から早々にクラス内で孤立してしまうおそれもあります。

そうなった時必要となるのが、溜まったストレスや「愚痴」を吐き出せる環境、「自分は一人じゃないんだ」と実感できる居場所です。「学校がつまらない」と感じてしまうと勉強や授業態度にも影響を及ぼします。学校の中にこのような居場所が無いのであれば、やはり保護者の方が協力して居場所を用意してあげることが必要です。

 

 

小学校と中学校の違い③

勉強内容

 最後に勉強内容についてですが、ご存じの通りこれが決定的な違いと言ってもよいかもしれません。

小学校と中学校の勉強内容の違いを端的に表すと、「具体→抽象」です。
小学校で習う勉強は「具体的」なものばかりです。別の言い方をすると「目に見えるもの」です。

例えば算数の文章題を見てみましょう。

タケシ君は1本80円の鉛筆3本と、1個100円の消しゴムを2個買いました。あわせていくらになるでしょう

買った品物、本数、値段、全てが目に見えており、答えも「440円」と具体的な数値を出すことができます。

questionところが…

数学の世界でタケシ君が買うのは「1本a円の鉛筆」になってしまいます。

タケシ君は1本a円の鉛筆3本と、1個b円の消しゴムを2個買いました。あわせていくらになるでしょう

答えは「(3a+2b)円」です。

これを初めて見たとき多くの子は「え?何この a って…」と戸惑い、その瞬間「数学ってなんか難しい」という印象が強烈に頭に残ってしまいます。実際「3a+2b円」という値段は普段目にしない抽象的な数量です。しかしこれが何を表しているのかをイメージできなければ、算数が得意だった子も急転直下、中1の1学期で平均点を割ってしまうことも十分考えられます。

他にも、理科の「化学記号」「電子」「圧力」等、「目に見えないもの」を扱う場面は小学校と比べ飛躍的に増えます。これに対処していくためには、学校で習う前に予め先取りしておくことが最善の手段です。学校の授業は自分の理解度に合わせてストップしてくれません。「あれ?今の説明はどんな意味だったんだろう?」とつまずいた瞬間もう先に進んでしまいます。

ですが、予め先取りをし、知識を備えたうえで学校の授業に臨めば「あれ?」とパニックになることを防ぐことが可能です。

 

この他にも部活、宿題の出され方、テストに向けての勉強方法など、違いを挙げていったらきりがないですが、これらは次回以降にご紹介していきたいと思います。
いずれにしても、年度が変わる前にこうして「情報」を取り入れておくことが、今からできることに他なりません。

最後に、「小学校→中学校」とガラリと環境が変わる中で何よりも大事なのは、子どもたちにとって「悩みや愚痴を吐き出せる場所」「自分の話を聞いてくれる場所」があるということです。中学校に上がって先生もクラスも友達も生活リズムも変わってしまった…これは大きなストレスとなって日々の生活に重くのしかかります。しかしそれを吐き出すことで、話を聞いてあげることでその重圧は大いに軽減することが可能です。

勉強を教えるだけでなく、こういった精神面でのサポートも、私たち個別指導塾に求められている役割なのだと思います。