アップステーションでは、普段使用している塾教材以外に、「学校のワーク」にも力を入れて指導にあたっています。

 

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「学校のワーク」とは

 

中学校に進学すると、年度の始めに教科書とは別途に「学校のワーク」(以下 学校ワーク)が配布されます。

1冊約100~150ページ程度の問題集で、学校により異なりますが国語・数学・英語・理科・社会の主要5科目のワークが配られる所が多いです。

中身は教科書に準拠した内容となっており、問題演習がページのほとんどを占めます。「教科書は解説(指導)用、ワークは演習用」といった位置づけです。

 

実は、多くの中学校の定期テストの問題を見てみるとこの「学校ワーク」と同じような問題がたくさん出題されています。

また、このワークはテストの際の提出物となっており、もちろんそれが通知票の成績・内申点にも加味されます。重要度は極めて高いと言えるでしょう。

 

にも関わらず、いい加減に進めてしまったり、うまく使いこなせなかったり…という中学生が非常に多いのが現状です。

実際のところ、学校ワークさえ完璧にマスターすれば100点とまではいかずとも平均点以上は確実に取れるような内容になっています。しかしそれでもやらない子が多いということには、どんな原因があるのでしょうか。そして「学校ワーク」の正しい使い方とはどんなものなのでしょうか。詳しくご紹介していきたいと思います。

 

 

原因① 埋めて提出するだけのものとなってしまっている

 

新しくお問合せいただいた方との最初に行う3者面談の中で、必ず「テスト前はどんな勉強をしているかな?」という質問を本人に尋ねています。

すると概ね「学校のワークは終わらせている」という返答が返ってきます。しかしそれが「ただ終わらせているだけ」「埋めているだけ」の状態になっている場合が多く、テスト勉強=ワークを終わらせることと勘違いしてしまっている子が少なくありません。

それもそのはず。学校ワークは学校の授業で扱われることはなく、かといって日頃宿題として出される訳でもないからです。

↓このように、テストおよそ2週間前に配られる「範囲表」の中で「○○ページ~○○ページまで終わらせて提出」と出されます。(画像は中学校で配られる実際のテスト範囲表の抜粋です)

 

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例えば中1生の今回のテストが「平面図形」「空間図形」(数学)だとしたら、学校ワークの「平面図形」「空間図形」のページが課題として出されます。そしてそれを、指定された提出日(多くの場合テスト当日か翌日)に提出し、先生が遂行度をチェックして成績(内申)に反映させ、後日返却という流れが一般的です。

分量としては各科目およそ30ページ程です。ところで、中学校では普段ほとんど「宿題」が出されません。

中学生になったら日々の学習も自己管理できるようにというねらいなのですが、そうなると塾に通っていない子たちは普段何の勉強をどのくらいやれば良いのか分からず路頭に迷ってしまことが多々あります。

毎日のように宿題が出されていた小学校の時は良い点数をキープできていた子が、中学校に上がった途端平均点を下回ってしまう原因はここにあります。

加えて部活が本格的に始まります。小学校と中学校の最も大きな違いと言っても良いでしょう。特に運動部では体力が慣れるまで数ヶ月かかってしまうこともあり、1学期を棒に振ってしまったという話もよく聞きます。入部を決める前に練習量や自分の体力とのバランスをよく考えておくのは必須事項です。

このように、中学校では「宿題が出なくなる」「部活で時間・体力が使われる」という2つの大きな環境の変化に直面します。

すると学校ワークがテスト前の大きな「お荷物」となって重くのしかかり、

『部活が忙しい → 時間的・体力的にも学校ワークまで手が回らない → でも提出しなきゃいけない… → とりあえず答えだけ埋めて終わらせる』

という悪循環が常態化してしまいます。

こうなってしまうと、もはや学校ワーク=終わらせさえすればいいものという意識が定着してしまうのです。

本来、学校ワークは正しい使い方をすればこの上ないテスト対策教材となるものなのにこれでは本末転倒です。最悪の場合、解答を丸写しして出してしまう子も少なくないようです。

 

 

原因② 正しい使い方が分からない

 

先述の通り、学校ワークはテストおよそ2週間前に出されます。1科目約30ページ、5科で100ページ以上です。この分量、2週間前から始めていてはとてもとても終えられる量ではありません。

ですから、範囲が出る前から「次回のワークの範囲はここからここぐらいまでだろう」と予測をたて、いかにコツコツと進めておくかが非常に大切です。そしてこれは特に難しいことではありません。

例えば前回のテストでのワークの範囲が「P.80~110」だとしたら、次回は大体「P.110~140」くらいと予想できます。多少誤差はあったとしても、範囲が発表される前から取り掛かっておくことは十分可能です。

「1週間で5ページ」ずつ進めていけば6週間(約1ヵ月半)で30ページ。定期テストは大体2~3ヶ月に一度で実施されますので、このペースで進めればテスト範囲が発表される時点ではすでに学校ワークを終わっているという理想の状態を作れます。

そしてそこから、今度は「2周目」に取り掛かることができるようになります。「学校ワークは最低2周」というのがテスト前準備の鉄則です。2周目のねらいは「1周目で間違えた問題を復習すること」です。ですから、1周目は直接書き込まずノートやルーズリーフに解き、間違えた問題には印をつけておかなければなりません。

まとめると…

学校ワークの進め方:

①各科目、1週間で5ページずつ進める(目安)

②1周目は直接書き込まない。間違えた問題には印をつけておく。

③2周目は印がついた問題に絞ってやり直す

このように、1周目で間違えた問題=自分がまだできていないところの復習をすることがテスト前にするべきことであり、これが本当の意味でのテスト勉強です。

慌ててワークを終わらせること・とりあえず解答を丸写しして提出日に間に合わせることがテスト勉強ではありません。そのことをもっと多くの子たちに分かってもらうことが大切だと実感しています。 

というのも、残念ながら上記のような内容は学校側から指導が入ることはないからです。

あくまでも「勉強は自主的に」という考えが主流です。それはそれで大事なことですが、実際正しい使い方すら知らず、いたずらにワークを進めている子が非常に多いのは問題です。

高性能のゴルフクラブをフルセット持っているのにうまく使いこなせていない・ティーショットでパターを使ってしまっているようなものです。

それでは、この現状に対してアップステーションはどんな取り組みを行っているのでしょうか。

 

 

アップステーションでは学校ワークも全て終わらせます!

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これまで述べてきた現状を踏まえ、アップステーションでは今年度よりテスト前のイベントとして「学校ワーク終わらせようDAY」を設けることにしました。

各自が学校ワークを持ち寄り、範囲となっているページを一斉に終わらせ、分からなかったところは質問もできる日です。自分ひとりではなかなかやれないけれど、皆がやるから自分もやらなきゃという心理は、ここでも多くの子どもたちに作用します。

定期テストの点数を上げるには学校ワークの定着が欠かせません。また、提出物にもなっている学校ワークは内申にも大きく影響を与えます。「テストの点数は良かったけどワークを終えていなかった・出し忘れていたのが原因で成績が下がってしまった」という話は珍しくありません。

そんな「凡ミス」を防ぐべく、アップステーションでは学校ワークまで責任をもって指導しています。