今から5年前のことです。

中3の夏休みに戸田公園校に入塾したT君。

浦和西高校を第一志望にしていた彼は、2学期の定期テストで苦手な国語の点数を上げ内申点に繋げるべく、アップステーションに通い始めました。

そして迎えた2学期の中間テスト・期末テスト……結果は共に90点越え!

よくやった!これで国語の通知票も安心だ…!

と思った矢先、予想外の結末が待っていました。

国語…「2」

この評定にはさすがに驚きを隠せませんでした。90点以上とったのに「2」なんて…

その原因は、テストの点数以外のところに潜んでいました。

 

90点以上とった=「5」が付くわけではありません

このT君のように、

「テストで良い点数をとったのに、通知表の評定は変わらなかった‥‥」
「絶対評価なんだから90点以上だったら『5』じゃないの?」

という経験をお持ちの方は少なくないと思います。
実は、いくら絶対評価とは言ってもテストの点数が良ければいい成績が付くとは限らないのです。

今回は、あまり人目に付くことの無い「中学校の通知票の付け方」についてご紹介していきたいと思います。

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※画像は許可を得て掲載しています。

まず、通知表の「3」や「4」などの評定の横にある、A~Cの評価を見てみましょう。これを「観点別評価」と言います。通知表の「3」や「4」などの評定は、この観点別評価の組み合わせによって決まっているのです。

これらは全て「絶対評価」で評価されます。ですからクラスの中でいくつAが出てもいくつCが出てもお構いなしです。

そして、この観点別評価の組み合わせにより通知票の成績は決まります。

 

通知票を上げるためには「観点別評価」を上げることが必須!

ずばり、通知票の評定は以下のように付けられています。

※学校や教科によって評定は異なります。あくまでも一般的な付け方と捉えてください。

 

観点別評価(A~C)の組み合わせ ※順不同 通知票の評定
AAAA・AAAB
AAAC・AABB
ABBB・BBBB・BBBC
BBCC・ACCC
BCCC・CCCC

テストの点数が90点(=A評価)で良かったとしても、関心などのその他の観点が普通より下(=C)だった場合、4つの観点の評価の組み合わせは「CCCA」となり、通知表の評定は「5」ではなく「2」になってしまいます。

まさにT君はこの状況に陥っていました。聞くと学校の授業態度が悪く(授業中の居眠り・おしゃべり等々)、提出物やノートもいい加減に済ませていたとのこと。

もっと厳しく見てあげるべきだったと、私たち自身も強く反省した出来事でした。

つまり、単純にテストの点数だけで通知表の評定が決まっているわけではないのです。

 

観点別評価を詳しく掘り下げてみましょう。

それでは「観点別評価」について1つずつ詳しく見ていきます。

①関心・意欲・態度:

授業態度、授業時の挙手の回数、提出物等

こうすればアップする!

・授業中に積極的に発言する

・黒板の前に出て問題を解く

・分からないところは先生に質問しに行く

・プリントや問題集など、提出物を「期日までに」出す

提出物は、しっかりやって必ず期日までに提出しましょう。内容ももちろん大事dすが、最も重視しなければいけないのが「提出日」です。提出日を守らないことが最も大きなペナルティーとなります。

②思考・判断:

調べ学習への取り組み、テスト(理由を問う問題)等

こうすればアップする!

・調べ学習やグループワークなどに積極的に取り組む

・テストの記述問題にちゃんと答える(空欄は厳禁!)

・「なぜ?」「どうして?」に対し、「~だから」といった理由や根拠を説明できるようにしておく

例:太郎君は○○○という問題を△△△という方法で解きました。これに対してどこが間違っているか・どうすれば更によくなるかを20文字以内で説明しなさい。

↑こういった記述問題がどれだけできたかが評価されます。空欄は絶対にダメです。分からなくても何か書いて、どうにかして答えようとした姿勢を見せる必要があります。もし一言でも語句が当たっていたならば、○はもらえなくても△(部分点)はもらえる可能性があります。これは入試の記述問題でも同じです。

③表現・処理・技能:

ノートのまとめ方、器具の使い方、テスト(資料を読み取る問題)

こうすればアップする!

・ノートを丁寧にまとめる

・テストの「資料を読み取る問題」にちゃんと答える

・実験や作図の器具を正しく使えるようになる

ノートは綺麗な字を書く必要はありません。字の綺麗さは個人差があります。「時間をかけてじっくり書きました」という努力の跡が伝われば評価してくれます。大事なのはどれだけ綺麗に書けたかではなく、どれだけ一生懸命書いたかです。

④知識・理解:

小テストや定期テストの点数

こうすればアップする!

・テストの点数を上げる

テストでは知識・理解だけが問われるわけではなく、各観点から出題されるので注意が必要です。テストの問題用紙や解答用紙をよく見てみると、「知識・理解」や「思考・判断」など、どの観点の問題かが書いてあることがあります。それぞれ、どの観点についてどんな問題が出題されているのかをチェックしてみるのも良いでしょう。

最後に

どの教科にも言えることは、テストの点数だけでなく授業への取り組み、ノートのまとめ方、提出物の提出状況なども同等に評価されることです。テストの点数も大切ですが、テスト以外のことも大切です。内申アップの秘訣はここにあるのです。

通知表のつけ方は、学校の先生も一苦労するほど手続きが複雑です。ですから、一般の方にはなかなかその仕組みが伝わっていません。学校では「絶対評価」の成績のつけ方について詳しく説明した資料を配布したりしていますが、それでも分かりにくいのが実際のところです。

受験の合否に関わるとても重要なものですので、何か疑問な点があったら是非お気軽にお尋ねください!

 

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