さて、2016年もあっという間に1ヵ月が経ち、もう2月になりました。

 

各中学校では1年を締めくくる学年末テストが行われ、小学生・高校生も「新年度」を意識し始める時期ですが、この時期保護者の方々の中でも「塾選び」をお考えになる方も多いと思います。

「どこの塾に行ったらいいのか」

「今通っている塾は本当に適しているのか」

「そもそも塾が必要なのか」

 

多くのご家庭にとって塾選びは大きな心配事です。

 

そこで、一人でも多くのご家庭に後悔の無い塾選びをしていただきたいと思い、私たちが13年間の塾運営を経て学んだ「失敗しない塾の選び方」を、シリーズ連載で余すところなくお伝えしていきます。

塾選びは、子どもたちの人生を左右し得る大きな分かれ道です。まだ精神的にも未成熟な子どもたちには、自分にとって最適な塾を見つけ出す術はありません。

後悔のない塾選びは、保護者の方が主導権を持ってしてあげなくてはならないことです。

 

それでは、まずは塾のタイプについて見ていきましょう。

 

塾は大きく分けて「3タイプ」に分類されます。

 

一言で「塾」と言ってもそのタイプは様々です。

ざっくり分けると、その種類は3つに分類されます。

①集団型

②個別指導型

③自立学習型

 

それぞれの性質・メリット・デメリットについて見ていきましょう。

 

①集団型

group

「塾」の最もオーソドックスな、典型的な指導スタイル。

学校と同じように黒板と机が並んだ20~30人規模の教室で一斉指導が行われます。

メリット

・周りの子と競い合うことができる。

・入試直前期やテスト前など不安定な時期に励まし合い支え合うことができる。

・周りの皆がやっているので「自分もやらなきゃ」という集団心理がはたらく。

デメリット

・自分から質問しづらい。質問しても講師が来るまで待たなければならない。

・自分のペースに合わせてもらえないのでつまずいてもどんどん先に進んでしまう。逆に、先に終わってしまった場合は皆が終わるまで待たなければならない。

・スケジュールや時間割が固定となっているため部活やクラブチームの日程等の都合に合わせづらく、振替がきかない。

 

 

②個別指導

individual

学校の授業についていけなくなった子や、もっとハイレベルな指導をしてほしいなど個々のニーズに合わせた指導スタイルとして誕生しました。

最近では個別指導コースを併設している集団塾も増えており、塾全体におけるシェア率も30%(集団塾は約60%。かつては集団塾が100%)と増加傾向にあります。

メリット

・講師が隣にいるので分からないところはすぐ質問でき、「待ち時間」をなくすことができる。

・自分のペースに合わせられるので分からないまま進んでしまうことがない。

・スケジュール、曜日、時間帯が自由に設定でき、欠席時の振替も可能。

デメリット

・講師がすぐ隣にいるので依存心が生じてしまう。

・大学生の講師やアルバイト講師の稼働率が高く、指導レベルに差が生じやすい。

・費用の面から5教科の対策をするのが困難。

 

 

③自立学習型

selfstudy

「集団と個別の良いところ取り」を標榜し近年誕生した指導スタイル(シェアは10%程)。

基本的に自分で問題を解き進め、分からないところがあればその都度チューター(講師)へ質問するという形式。最近では「映像コンテンツ」を取り入れているところが多い。

メリット

・講師が付きっきりの環境ではないため「自分で解かなきゃ」という自立心を促すことができる。

・映像授業では問題解説や実験の手順等を動画で視聴することができる。

・演習時間が豊富にあるので「量」をたくさんこなすことができる。

デメリット

・学年問わず複数の子が一つの空間の中で学習するので、「自習」とあまり変わらない環境になってしまう。

・チューターが文系だった場合、理系科目の質問に的確に答えられない場合がある。

・チューターは一度に学年の異なる何人もの生徒を見るので、一人ひとりまで目が届きづらい。

 

このように、3タイプそれぞれでメリット・デメリットが挙げられます。

塾選びの難しいところは、「唯一の正解」が存在しないことです。

もし万人の要望を叶えられる…そんな夢のような塾が存在していたら、その塾が業界をとっくに独占しているはずです。

しかし実際は町の至る所に大手塾から個人塾まで多くの塾が軒を連ねています(その数はいまやコンビニの店舗数を上回るほどです)。

ですから、一概に「集団は個別より良い」や「個別は集団より良い」とは言えません。

「質問するのが苦手な子」にとっては個別が最適ですし、「周りと競い合うことで伸びる子」にとっては集団が向いています。

集団にも、個別にも、自立にも、それぞれメリット・デメリットがあります。

大切なのは、それらを踏まえたうえで「うちの子にはどこが向いているのか」を考えることです。

 

もしご自分でその判断が困難な場合は、是非ご相談ください。学習相談やアンケートを通してお子様に最適な塾のタイプを提示致します。

新学期はもうすぐそこまできています。後悔のない塾選びを、共に考えていきましょう。

次回は「これだけはやってはいけない!間違った塾選びの方法」です。乞うご期待!